沖縄県宮古島市で撮影された動画が、今、迷惑行為だと批判の声が上がっています。

動画の中で、高級外車の屋根の上に乗り、ポーズを決める男性。周囲には複数の男女の姿も見えます。

よく見ると、車が止められた場所は“海の中”です。

タイヤの半分は水につかり、ドアは開けっぱなし。大きな波が来たら、車内に海水が入りかねない状況…。

さらに、車のフロント部分が撮影された写真には、「わ」ナンバーのナンバープレートが。つまり男性らはレンタカーで、海の中に入っていたのです。

美しい浜で、“映える写真”を撮るために、高級外車をレンタルしたのでしょうか?
海につかった高級車…価値下がる可能性も
映像が撮られたのは、9月26日。「日本の渚100選」にも選ばれ、夕日の美しさで知られる宮古島の「佐和田の浜」。

海につかっていたレンタカーの車種は、新車で800万円以上するジープのラングラーです。

レンタカー会社のオーナーによると、利用者は車の返却時に、水につかったことを伝えなかったといいます。

レンタカー会社のオーナー:
一番気に入っている車だったのでガッカリ。廃車になってもおかしくない状況なので、海に入っていって、よく戻れたなと思うんですけど。本当に、なんでこんな事をしたのかと、「?」でしたね、頭が。

撮影者によると、「中国語が聞こえて、ポーズを決めたりしていたので、これは撮影している」と思い動画を撮ったとのこと。確かに、映像の中の人物は、中国語で会話をしています。

レンタカー会社のオーナーは、車の洗浄にかかった費用を男性らに請求したい考えですが、何度電話をしても連絡が付かない状態だといいます。

さらに専門家は、被害は洗浄費用だけにとどまらない可能性を指摘します。

自動車生活ジャーナリスト 加藤久美子氏:
室内に水が入ってくると、冠水車として扱われますので、車としての価値も大幅に下がります。
(めざまし8 10月4日放送)