活発な梅雨前線の影響で、九州南部では、熊本県を中心に4日未明から記録的な大雨となった。

河川の氾濫や土砂災害などで、これまでに1人の死亡が確認され、12人が安否不明、1人が行方不明となっている。

熊本・人吉市上空。

球磨川が氾濫し、街全体が茶色く濁った水で浸水している。

屋根まで水に漬かった住宅。

濁流に押し流されたのだろうか。
壊れた建物が確認できる。

3人の住民は、屋根の上に避難していて、救助を待っている状態。

現場では、ヘリコプターを使った救出活動が続けられている。

活発な梅雨前線の影響で、3日夜から記録的な大雨となった九州。

気象庁は、4日午前5時前、熊本県と鹿児島県に大雨特別警報を発表し、警戒を呼びかけた。

午前7時ごろの芦北町の様子。
濁流が住宅の横を激しく流れている。

熊本県では、天草市牛深で1時間に98mm。

芦北町で86.5mmなど、各地で猛烈な雨が降った。

この大雨で、河川氾濫発生情報が出されていた熊本県南部を流れる球磨川が、各地で氾濫した。

八代市から、人吉方面に向かう国道沿い。
球磨川が氾濫し、水が道路をふさいでいる状況。

車も途中で止まってしまっている。

冠水した道路を腰まで水に漬かりながら、ペットの犬を抱き、避難する人も。

女性は、「まだ大丈夫、大丈夫と思ってた。(家は水が)上まで来た。(床上まで?)うん」と話した。

八代市坂本町の深水橋。
球磨川の濁流が勢いよく橋にぶつかっている。

次の瞬間、ものすごい音をたてて、橋が崩壊した。

地元の人からは、「橋なくなっちゃったの。もう大変。こんなになると思わなかった」といった声が聞かれた。

熊本・芦北町の女島地区上空。

大雨の影響で土砂崩れが発生し、複数の住宅に土砂が流れ込んでいる。

土砂崩れがあった現場では、救助活動が続けられている。

地元の住民10人と連絡が取れない中、午後1時ごろ、70代の男性の遺体が消防隊員らによって運び出された。

近所の住民「悲鳴はあったらしいですね...。なんか助けてくれみたいな感じの悲鳴が。あんだけ土砂が流れてきたら、もうだめですよ。大概の家は」

芦北町の住宅の前では、黒い車が横転してしまっている。

そして郵便局は、窓ガラスが割れてしまっている。

避難してきた人は「(家の)前の川がもうひどくて。それで早めに避難してきた」、「家もどうなっているかなって心配ですけどね...」などと話した。

河川の氾濫や土砂災害などで、これまでに1人の死亡が確認され、12人が安否不明、1人が行方不明となっている。