総務省が29日発表した、9月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数は、前年同月比2.5%上昇した。伸び率は3カ月連続で鈍化した。
前年同月を上回るのは25カ月連続。
品目別では、生鮮食品を除く食料が、原材料価格の高騰などを販売価格に転嫁する動きが続いていることを受け、8.5%上昇した。
宿泊料は18.0%伸び、インバウンド需要の増加などが押し上げた。
一方、電気代、都市ガス代などを含むエネルギーは政府による支援策などを反映して、18.7%低下した。
東京都区部の消費者物価指数は全国に先駆けて発表され、先行指標とされている。