東京電力ホールディングスは、福島第一原発にたまる処理水の2回目の海洋放出を10月5日に始めると発表した。
福島第一原発にたまる処理水について、東京電力は2023年度は4回に分けて海に放出する計画で、8月24日から開始していた1回目の放出は9月11日に完了していた。
その後、3週間程度かけて行われた設備の点検などが完了したとして、2回目の海洋放出を10月5日から開始すると明らかにした。
1回目では、タンクに保管されている処理水約134万トンのうち7788トンが、大量の海水で希釈されたあとに放出され、周辺海域でのトリチウム濃度などに異常は確認されなかった。
2回目も1回目と同程度の約7800トンの処理水を、約17日間かけて放出する予定だ。