中国が8月、日本から輸入した水産物の総額が、2022年と比べ、およそ7割減少した。
日本産の水産物の輸入を全面的に停止した影響とみられる。
中国税関によると、8月、日本から輸入した水産物の総額は1億4,902万元、日本円でおよそ30億円と2022年の同じ月に比べて67.6%減少した。
7月の28.5%減から、減少幅が拡大している。
8月24日に福島第1原発の処理水が放出されてから、中国はすべての日本産水産物の輸入を全面的に停止していて、その影響とみられる。
中国の日本食店などでは、日本産水産物から中国国産や他国の水産物に切り替えが進んでいて、日本の漁業や輸出業者への打撃が広がっている。