千葉県の銚子市内を走る銚子電鉄が8月3日から販売するスナック菓子のネーミングが話題となっている。

その名も「まずい棒」!!

コーンポタージュ味のスナック菓子で価格は15本セットで600円(税込)。1本50円(税込)でバラ売りも可能。
犬吠駅、ぬれせんべい駅などを中心に8月3日から販売を開始する。

「銚子電鉄」提供

銚子電鉄といえば、乗客数の減少などで経営危機に陥っていた2006年に「ぬれ煎餅を買って下さい。電車修理代を稼がなくちゃいけないんです。」との切実な訴えが話題を呼び、副業として製造・販売していたぬれ煎餅が爆発的な売り上げとなり経営危機を乗り越えた鉄道会社だ。

今回発売される「まずい棒」のパッケージをみると、「マズいです!経営状況が…」と書かれている。
実は、鉄道事業の赤字を埋めるための「ぬれ煎餅」の売上が最近振るわず、経営不振に陥っているのだという。

美味しいのか、マズいのか…実際に食べてみた

まずいのはあくまでも経営であり、味は「正直、美味しい」ようだが、ホームページには「『まずい…もう1本!』を合言葉にぜひお買い求めいただきたい」とも書かれていて、本当に美味しいのか疑わしい。

果たして、美味しいのか…マズいのか…
確かめるため、銚子電鉄に連絡し、販売開始前の「まずい棒」を送ってもらった。

こちらがその実物。

早速、食べてみたところ、確かに美味しい。
食感はサクサクでコーンポタージュの味が口いっぱいに広がる。食べ終わった後、「もう1本!」と手を伸ばしたくなるクセになる味だ。


確かに美味しいが、どうしてもあの有名なスナック菓子が頭をよぎってしまう。
あの有名なスナック菓子を意識していないのか…。

銚子電鉄の竹本勝紀社長に率直に聞いてみた。

あの有名なお菓子へのリスペクトがあってのこと

――まずい棒は、あの有名なスナック菓子を意識していますよね?

意識していないわけではないのですけれども、あくまでも当社のオリジナル商品です。
ただ、当然のことながら、あの有名なお菓子に対するリスペクトがあってのことです。


――パッケージも似ているような?

そうですねぇ。

――真ん中に穴も開いていますよね?

そうですねぇ。

――ホームページには「『まずい…もう1本』を合言葉にお買い求めいただきたい」と書かれている。これは、あの苦い汁を意識していませんか?

うーん。どこかで聞いたことがある言葉ではありますねぇ。


――経営が厳しいというが赤字額は?

売上は5億円弱で、赤字額は3450万円です。

――なぜ、赤字になっているの?

電車の維持費用、線路の補修にお金がかかり、それを「ぬれ煎餅」の売上で賄えないので、その分を「まずい棒」でカバーしていきたいと思っています。

――「まずい棒」でカバーできそう?

「まずい棒」をきっかけに銚子電鉄に乗ってもらい、ぬれ煎餅とまずい棒を買って帰ってほしいと思っています。

コーンポタージュ味の「まずい棒」と、しょうゆ味の「ぬれ煎餅」を一口ずつ食べると、焼きとうもろこし味になるので、ぜひどちらも買ってください。

――最後に一言お願いします

銚子電鉄では夏に、走る電車がお化け屋敷になる「お化け屋敷電車」という企画をやっているのですが、8月3日と5日に「お化け屋敷電車」に乗りに来た方にもれなく、“冥途の土産”として「まずい棒」をプレゼントします。
ぜひ、「お化け屋敷電車」に乗りに来てください。


「ぬれ煎餅」に続き「まずい棒」で、銚子電鉄はまた経営危機を乗り越えられるのか。
温かい目で見守っていきたい。

銚子電鉄「まずい棒」公式サイト