観光地の写真をAIが認識し案内

外国人観光客を、AIが迷わず案内する。

近畿日本鉄道とNTTなどが、27日から近鉄奈良駅で実証実験を開始した、AI観光案内サービス「奈良ガイドボット」。
スマートフォンで行きたい観光地の写真を撮影して送信すると、その場所への経路などを案内してくれる。

「奈良ガイドボット」
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たとえば、奈良の大仏を見に行こうと思ったら、手持ちのポスターやパンフレットなどで、奈良の大仏の画像を撮影し送信。
すると、AIが画像を認識し、『奈良の大仏のようだね。奈良の大仏は東大寺の大仏殿で見学できるよ。時間は7時30分から17時30分だよ。東大寺に行きたいかな?』と応じてくれる。

英語、中国語、日本語に対応

駅から目的地までの道順や交通手段、さらには周辺のおすすめスポットまで、チャット形式で教えてくれる。

このサービスは、日本語、英語、中国語に対応していて、東京オリンピックに向けて、さらなる増加が予想される外国人観光客に向けて、実用化が期待されている。

「書類を持ち歩く必要がないのですごくいい」

近畿日本鉄道 総合企画本部・番匠谷 隆総合研究所長は、「近鉄奈良駅は、近鉄線において最も訪日外国人のお客様のご利用が多い。駅の係員や多言語対応のコンシェルジュに寄せられる問い合わせ件数は増え続けているのが現状です」と話す。

アメリカからの観光客は、「奈良はとても歴史ある古い都市なのに、こんなテクノロジーがあるなんてびっくり」
「すごく先を見越したものですね。たくさんの書類を持ち歩く必要がないのですごくいい」と話す。

また、台湾からの観光客は、「とてもいいです。日本語がわからないときこういう方法で行けるのは便利」と好評だ。

簡単な操作で直感的に道案内

近鉄奈良駅では、駅員が外国人観光客から道案内を求められることが多く、簡単な操作で直感的に道案内ができるこのサービスで、駅員の業務効率化にも役立つと期待されている。

近鉄は今後、複雑な券売機の使い方や、電車の行き先表示にかざすと乗るべき電車かどうかを案内するサービスなどの展開も視野に入れている。

乗るべき電車かどうかを案内

近畿日本鉄道 番匠谷 隆総合研究所長は、「お客様にご不便をかけないで、国籍・言語関係なしに使っていただけることと、移動するのに負荷がかからないということを目指して、いろいろやっていきたい」と話す。

実証実験は来月10日まで行われる