クマによる人身被害の防止に向けて秋田県は市町村からの相談に迅速に対応する「ツキノワグマ被害対策支援センター」を1日、立ち上げた。

 「ツキノワグマ被害対策支援センター」はあとを絶たないクマによる人身被害を未然に防ごうと秋田県が新たに設置したもので東北では初めての取り組みとなる。

 1日は本格的な業務開始を前に開所式が行われ、センターの職員として活動する秋田県自然保護課の専門職員4人が訓示を受けたあと看板が設置された。

 センターは、休日や夜間を問わず市町村から寄せられるクマによる被害の報告や対策の相談などに応じるほか、クマに関する専門的な知識が学べる研修会を行ない、対策に当たる人材の育成などにも取り組むことにしている。

 ツキノワグマ被害対策支援センターの澤田智志センター長は「やっとクマ対策に特化した専門的な組織を立ち上げることができた。市町村の安心してクマ対策ができるうよう支援していきたい」と抱負を語った。

 ことし、秋田県内でのクマによる人身被害は6月30日までに3人で、去年の同じ時期に比べ2人増えている。