7月に入った1日、西日本最高峰の石鎚山がお山開きを迎えました。例年なら信者たちで賑わう神事は今年ひっそり。信者の思いを背負った責任者の目には涙です。

宮司「特別なる形で行われることとあいなりました」

石鎚山は1日にお山開き。中腹の石鎚神社の成就社で営まれた神事に、例年なら大勢いる全国から集まる信者の姿が見られません。今年は感染を防ぐため、信者に参加の自粛を要請。神事に臨んだのは神職や氏子総代らわずか20人余りです。

十亀博行権宮司「成就社より頂上社に向け御神像出御いたします。いくぞ!おー」

神職たちはいざ1982メートルの頂に出発。

木元悠吾記者「例年とは違って、ご神像を担いだ神職が自分の手で鎖をつかんで登っていきます」

山頂に至る最後の難所では、担がれた仁・智・勇のご神像が同時に登ってくる姿が。ご神像のグループ別に登ってくる例年では見られない光景です。

そして出発から約3時間後に西日本最高峰の頂に到着。信者たちは山頂の祠で新型コロナの収束などを祈願。全国の信者の思いを背負った責任者には涙が…。

十亀博行権宮司

「きょうはお参りもできなかった全国信徒の皆さんの気持ちをもって、無事頂上ま

でたどり着くことができました」

信者「石鎚大明神のご神徳を皆さんが頂けることを心よりお祈り申し上げます。一生の心に残るお山開きになると思います」

この日、天空に広がるのは突き抜けた青空と大パノラマの絶景。責任者たちの胸にしみているようでした。

石鎚神社によりますと、信者が参加を自粛したお山開きは初めてということです。