5日、佐賀県唐津市の七ツ釜(ななつがま)で、水上バイクで沖へ向かった男女4人が転覆し、海へ投げ出された。
当時、海は大しけで船を出せない状況だったため、防災ヘリによる救助活動が行われた。
男女4人が乗る水上バイクが転覆
防災ヘリの隊員が真上からのぞき込んだのは、海沿いの切り立った崖だ。

佐賀県唐津市の七ツ釜。その名の通り7つの洞窟があり、国の天然記念物にも指定されている、県内屈指の観光スポットだ。
普段は穏やかな表情を見せているが、5日の七ツ釜は違っていた。

地元の漁業関係者は、「大しけで船を出せない状況」と当時の状況を話した。
男女4人は水上バイクで沖へ向かった。そして、転覆して海に投げ出された。

救助隊員は、現場へ降りようとする。
岩肌は鋭くとがっている。大きく口を開けた洞窟。その前で、2人が避難していた。

まずは、30代の女性を救助。体をしっかり固定して、壁にぶつからないように慎重に吊り上げていく。
崖の上が見えてきた。隊員はパイロットに移動するよう指示をした。
残る2人の捜索が続く
間もなく、女性は陸に降ろされた。

女性は骨盤辺りを骨折するなどしたが、命に別条はないということだ。
50代の男性もヘリで救助されたが、現場では、残る2人の捜索が続いている。
(「イット!」 9月6日放送より)
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