新型コロナウイルスの治療で脚光を浴びる人工肺装置=ECMO(エクモ)に特化した施設が、福岡に誕生します。

福岡大学病院が発表しました。

【福岡大学病院ECMOセンター 石倉宏恭センター長】

「センターとして立ち上げたからには、九州のECMOの普及、あるいは技術の向上に努めていけたらなと考えています」

福岡大学病院は30日、人工肺装置=ECMOでの治療に特化した「ECMOセンター」の設置を発表しました。

ECMOの世界的な組織にも、九州で初めて加盟します。

【リポーター】

「こちらが、肺の機能を担う装置「ECMO」です。こちらの管から患者の血液を取り込み、この青い装置、人工心肺で血液に酸素を送り込みます」

肺の機能を担うECMOは、体の外に取り出した患者の血液に酸素を加えて戻します。

この間、患者の弱った肺を休ませ回復につなげます。

【聖マリアンナ医科大学病院】

「新型コロナの重症患者にとっては「最後のとりで」とも言われますが、大量の血液を体の外に出し合併症などの危険を伴うため、高い技術と通常の2倍以上のマンパワーが必要です」

福大病院では4月以降、新型コロナの重症患者を受け入れ、九州で最も多い6例のECMO治療を行ってきました。

【福岡大学病院ECMOセンター 石倉宏恭センター長】

「機械だけを持っていても患者を救えない」

「チームを組んでECMOを回すことで、患者の救命につながる」

センターではECMOの扱いに精通した福大の医師が九州各地で研修会を開くなど、人材の育成にも力を入れることにしています。