例年、春から初夏にかけて会津地方は教育旅行で訪れる子どもたちで賑わってきた。

しかし今年は新型コロナの影響で延期や中止が相次ぎ閑散としていた。

それでも、会津地方で感染者が出ていないことや気候が魅力となって一筋の光明が見え始めている。

全国で移動の自粛が緩和されたが、福島県会津若松市の観光地・飯盛山では、平日はまだまだ客足が戻っていないという印象だ…

去年は福島県の内外からおよそ3万人が教育旅行で会津若松市を訪れたが、今年はその姿はない。

手作り体験ひろば番匠・須藤繁雄社長:「1000人くらいは(予約が)入ってたのですが、全部打消し線を引っ張てあるのがキャンセルになったものです」

この店でも赤べこの手作り体験に訪れていた200校ほどが今年はゼロに…

しかし、最近になって少しずつ予約が入り始めた。

これまで来ていなかった茨城県や栃木県の50校ほどからの新たな予約だ。

会津地方で感染者が出ていないことやバスでの移動時間が短いことなどが選ばれた理由。

手作り体験ひろば番匠・須藤繁雄社長:「売上はもちろん減るのは当然なので、あとはいかにして少しでも受け入れ体制を良くして、お客さんをこれから長く来てもらえるということだけを考えて(やっていく)」

福島県南会津町でも、夏の農家民泊の予約は半分に落ち込んだが、代わりにこれまでほとんど動きが無かった冬の予約が入り始めている。

旅行企画・運営する(株)みなみあいづ・湯田弘信取締役:「これ、いいなと。

これが我々の南会津のこれからの新しいプログラムだなというふうに信じてというか、確信をして提案をしているところです」

冬の教育旅行で魅力となったのが、南会津町の厳しい寒さと豪雪。

かつて一度だけ実施した冬のプランを旅行会社に提案したところ、これが受け入れられた。

「山に据えるというんですが、この作業を子どもたちにやってもらうことによって、私も非常に助かるし子どもたちもなかなか都会では体験できないことを(経験できる)」

南会津町の星廣政さんは農家民泊で教育旅行生を受け入れていて、今年も子どもたちが農業体験を楽しめるよう準備をしていた。

農家民泊・農業 星廣政さん:「子どもたちにとっても自分たちにとっても交流による新たな知恵を生み出せるというのが一番の喜びですね」

過疎と高齢化が進む地域にとって民泊は子どもたちと交流する貴重な機会で、受け入れ農家の収入にも繋がっている。

農家民泊・農業 星廣政さん:「あるものを活用して地域を活性化するということは本当に地域にとっては教育旅行というのは効果は大きいですね」

新型コロナで影響を受けながらも、見直された地域の魅力が県内の教育旅行復活の鍵を握りそうだ。