新潟のご当地グルメ「タレカツ」
新潟名物のタレカツを世界に広めようと外国出身の人々を対象とした試食会が9月13日に新潟市中央区の飲食店で開催された。


新潟の“タレカツ”とは?
新潟港は江戸時代から交易の要港として栄え、幕末期には函館、長崎、横浜、神戸などと共に海外に向け開港した歴史を持つ。そんな背景もあり新潟は西洋文化を取り入れた独自の食文化が育つ土壌があり、それらにより生み出されたローカルフードが「タレカツ」だ。
一般的にカツ丼と言えば、卵でとじたものを思い浮かべるが“タレカツ”は炊きたての新潟米の上に、甘辛い醤油ベースのタレにくぐらせた揚げたてのカツを乗せたシンプルなメニュー。ここ最近、話題となり全国的に知名度も上がってきている。
元々は豚肉を使用する丼物だがチキンカツを使ったり、タレカツカレーにすることもある。

外国人を招いての今回のタレカツ試食会は、「タレカツ世界進出」へ向け、4か国7人のモニターが招待された。用意したメニューは6種類。
タレカツ丼、タレカツカレーに加えタレカツサンドをそれぞれ、豚肉と鶏肉で試してもらった。


YOUたちの反応は?
中国出身の人は…「チキンのカツカレーとタレカツ丼が、おいしかった。非常に食感がよかった!」と話す。
アメリカ・カリフォルニア出身の人は…「このバーガーの外側にレタスをつけると食べやすくなる!!LAは健康志向の人が多いからね!」
元々は豚肉のイメージが強いタレカツだが、YOUたちが試食したところ、鶏肉や野菜も好評の様子。文化や健康面への志向性など様々な意見が交わされた。
投票の結果、6種類のメニューのうち僅差で鶏肉のタレカツサンドが1位を獲得。しかし、どのメニューにも票が入り、人によって意見が分かれたようだ。

この結果に、お店の人は…
「タレカツという食べ物がおいしいというご意見を多数いただきました。これらの意見をもとに、もっとおいしいものを作っていければと思う。新潟「タレカツ」を世界に広めていければと思う。
このお店では来年の春にカリフォルニアへ出店を予定している。
新潟のタレカツが世界デビューを果たす日はもうすぐだ。