9月30日夜から1日朝にかけて日本列島を縦断した台風24号は、各地に爪痕を残している。

首都圏では倒木などの影響で、一夜明けた1日午前もダイヤの乱れは続いた。通勤時間帯に運休や遅延する鉄道が相次ぎ、人であふれかえる駅もあった。

首都圏に混乱をもたらした暴風は、東京都心で、1日未明に10月の観測史上1位となる、最大瞬間風速39.3メートルを記録したが、その影響はこんなところにも出ていた。

立川市にある国営昭和記念公園の公式Twitterが投稿したこちらの投稿。



「数えきれないくらい樹が倒れたり傾いたり折れたり。。。。」

というツイートとともにアップされたのは根っこごと倒れてしまった木々の写真。
今回の台風による被害の大きさを伝えていて、その影響で本日1日は臨時休園することも発表していた。

さらに、心配なのは「おいおまいら朝だぞ起きろ!」というツイートとともにアップされた暴風でなぎ倒されたコスモス畑の写真…これから本格的な見頃を迎えるコスモス畑は今年は見ることができないのか? 担当者に話を聞いた。

樹木は50本ほど、コスモス畑はほとんどが倒れた

ーー園内では樹木も倒れたとか? これから見頃のコスモス畑は今どんな状況?

確認できた段階で50本の樹木が倒れていました。また、見頃となっているレモンブライトのコスモスが咲き誇る原っぱ東花畑(約5600平方メートル、70万本)を始め、これから見頃のセンセーションが彩る花の丘(約11400平方メートル、400万本)やキャンパスシリーズの原っぱ西花畑(約5800平方メートル、80万本)など、ほぼ全てのコスモスが今回の強風で倒れている状況です。

センセーションのコスモスが咲く予定の花の丘
センセーションのコスモスが咲く予定の花の丘
この記事の画像(3枚)

ーー台風に備えて防風ネットを張っていたが、こんな状況は初めて?

初めてとは言い切れませんが、これほど倒れてしまっているのは記憶にありません。また、本日1日は園内整備などのために休園となったのですが、これまでも大雪ではあったものの、強風ではまずありませんした。防風ネットも、通常の台風ですとある程度は防げたのですが、今回はほとんど意味をなさない程の強風だったようです。



「まずは自力で起きるのを待つ」

ーー倒れたコスモスは今後どうなるの? 今年はもう終わり?

コスモスは全て同じ方向を向いて倒れています。植物には太陽の光に向かって伸びようとする性質があるため、植物チームと相談して、「まずは自力で起きるのを待つ」という方針を取ることに決めました。見頃は10月下旬まで続くので、様子を見て起き上がらなそうな場合、また別の対応を考えます。

ーーTwitterで、#たのむおきてくれ #おまいら強い子だよな などと呼びかけているが

はい、コスモスの生命力の強さを信じています。

ーー10月28日まで開催予定のコスモス祭りは大丈夫?

はい、コスモスの本格的な見頃はこれからですので、予定通り行います。残念ながら開花したレモンブライトの花の多くは強風で飛んでしまいましたが、まだつぼみのコスモスも多く、これから皆さんに楽しんでもらえるはずです。ただ本日15時段階の今、明日2日の開園が決まっていないのが申し訳ないです。


レモンブライトが見頃を迎えていた東花畑(9月27日撮影)
レモンブライトが見頃を迎えていた東花畑(9月27日撮影)

全滅したようにも見えるが、担当者によれば今年も美しいコスモス畑の絨毯がなんとか見られるはずだ。
すでに台風25号が発生していてそのルートも心配だが、ここはコスモスの生命力の強さを信じ、見事な花を咲かせて欲しい。

(画像提供:国営昭和記念公園)