多くのお年寄りが利用するデイサービスについてです。介助などで密接になるため、感染リスクに注意が必要な上、今の時期は「熱中症対策」も求められています。二重の注意を払いながら取り組む現場を取材しました。

山あいを走る車。長野市中条のデイサービスの送迎です。

検温:

「お変わりないですか?よく休めましたか?36.6度です」

迎えの際の検温は欠かせません。施設に着けば、すぐに手洗いとアルコール消毒。

スタッフ:

「はいアルコール。こすってちょうだい」

こちらのデイサービスセンターでは、緊急事態宣言が出てからは、「県外との往来をした家族がいる場合に2週間利用を控えてもらう」という慎重な対応をしてきました。利用者のための万が一への備えです。

利用者(83歳):

「私みたいに40年も一人暮らしをしているから、ここへ来るのが一番楽しい」

感染リスクを前提にした「新しい生活様式」が導入される中、デイサービスならではの苦労も生じています。

利用者とスタッフが「密接」になることが基本のデイサービス。ケアにマスク着用は不可欠ですが、労力と難しさが増しました。

中条デイサービスセンター・平林由紀子係長:

「口の動きで会話をする人もいるので、なかなか難しいものはある。大きな声でジェスチャーをしたりしながら対応している」

さらに、これから注意しなければならないのが熱中症です。マスクを着けていると体温が上昇するほか、口の中が湿るため、お年寄りは喉の渇きを感じにくくなるとされています。このため換気をしながらもエアコンを使って室温を維持。こまめな水分補給も欠かしません。

利用者(73歳):

「医者から水分をとれと指示があって、何回飲んだか記録している。1日何回飲んだかわかるように」

利用者(81歳):

「エアコンで快適になった。このごろは暑くて30度くらいあった」

スタッフも熱中症への注意が必要です。入浴の補助をする時もマスクは外せません。

スタッフ:

「マスクをしていないといけないと思う。うつさないためにも。何時間もこの湯気の中にいるのでふらふらになる。汗をかくので飲んでいないとばてちゃう」

感染リスクと熱中症への対応。利用者もスタッフも当面、マスクを外せないため、これまで以上の注意が必要となっています。

中条デイサービスセンター・平林由紀子係長:

「みなさんだいぶ警戒をしているので、今の水準を続けながらマスクを外せる時期が来たら見極めながら対応したい。より一層、みなさんの体調に気をつけていきたい」