東京の住宅街で異臭騒ぎがあり、消防が駆けつけ、男性2人が搬送された。
現場は騒然 ガスのような臭い
異臭が発生したのは、6月9日午後1時ごろ。場所は、東京・墨田区のメッキ工場。

周囲にサイレンが響き渡る中、規制線の先に複数の消防隊員の姿が見える。

防護服に身を包んだ消防隊が建物の中に入って行く姿も確認できた。

心配そうに様子を見ている人たちもいた。現場近くにいた人は…
ーー臭いは?
現場近くの人:
そこをちょっと歩いてたらもう臭いがしましたね。
ーーどういった臭い?
現場近くの人:
ガスの臭いですかね。 ここ、必ず毎日何往復するんですけど、ちょっと通行止めって言われて。
都内で昼過ぎに起きた異臭騒ぎ。一体何が起きたのか?
「工場から塩素ガス」“警戒区域”住民が避難
警視庁などによると午後1時過ぎ、墨田区にあるメッキ工場で「工場から塩素ガスが発生した」と119番通報があった。

現場周辺は、一時、警戒区域に設定され、住民に避難が呼びかけられた。

記者リポート:
発生からおよそ4時間が経過しましたが、現場周辺には未だにプールでするような塩素の臭いがかすかにします。

現場近くにいた人:
ちょっと塩素の臭いがして避難しようかというところで消防車が(来た)。とにかく塩素の臭いがして、消防の方から避難するようにと言われて避難して。とにかく臭いというところで避難した。
塩素ガスが発生した工場で働いていた従業員8人は避難したが、そのうち50代の男性2人が目と喉の痛みを訴え、搬送された。いずれも軽症で命に別条はないという。

排水処理機械が壊れてガスが発生したの情報もあり、警視庁が当時の状況を詳しく調べている。
(「イット!」6月9日放送より)