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農業ビジネスを展開するアグリメディアは、福岡県福岡市油山に季節野菜の収穫体験がいつでも楽しめる「四時(しいじ)農場」を、4月29日(土)にグランドオープンいたしました。油山が「ABURAYAMA FUKUOKA」として、より自然を楽しめる場所へと生まれ変わるなかで、四時農場では「季節によってかわる油山の美しい自然の中で、旬の季節野菜が収穫できて、その場で味わえる」という非日常の体験を、年齢問わずどなたでも手ぶらで来て楽しめるプログラムとして提供していきます。通年で野菜づくりが誰でも手ぶらで楽しめるサポート付き貸し農園「シェア畑 油山福岡」も隣接しています。


代表の諸藤貴志は福岡市出身で、油山は思い出の地でもあります。本ストーリーでは諸藤を筆頭に、プロジェクトを立ち上げ、オープンまで尽力した5名から、プロジェクトにかけた想いや意義、紆余曲折をお伝えします。


四時農場とは

福岡の街を見下ろす油山の高台が、旬を味わう農場に生まれ変わりました。子どもから大人まで、誰でも野菜の収穫を楽しめます。四時とは「しいじ」と読み、朝・昼・夕・夜とうつろう四種類の時間帯や、さらには、春夏秋冬と一年の中で入れ替わる四種類の季節をあらわした言葉です。


四時農場では、時間帯によってかわる景色の中で、季節ごとに旬の野菜の収穫体験をご提供しています。さらに、採れたて野菜をその場で調理して、ピザにしてお食事いただけるメニューもご用意しています。ご予約はこちらから


諸藤貴志

株式会社アグリメディア代表取締役|このプロジェクトでは案件の獲得・事前協議に尽力。

農に関わる人を、より多く、より明るく

四時農場は、九州旅客鉄道株式会社(以下、JR九州)にいる大学時代の親友からの紹介ではじまったプロジェクトでした。その後、JR九州のプロジェクト責任者と話す中で、両社の意向がマッチし、トントン拍子に話は進んでいきました。


創業当時、本プロジェクトに近い農業体験事業にトライしていましたが、うまく収益化できなかった過去がありました。その後も”農業体験事業”を様々やってきましたが、この油山という立地で「今」の当社アセットを活用できれば、未来に拡がる事業になるのでは?という想いを抱き、新事業としての検討を決めました。ちなみに福岡は私自身の地元で、油山は幼稚園の遠足や家族でも訪れたことのある思い出の地でもありました。


社内の様々なメンバーを巻き込みプロジェクト検討をスタート。過去の実績や知見が十分整理されていない中での作業なので、各担当者は様々な苦労があったと思います。当社のバリューである「挑戦」と「共創」がまさしくポイントでした。検討をすすめていく中で、当社が掲げる「農に関わる人を、より多く、より明るく」というビジョンのもと、更に多くの人に”農との接点”を生み出せるサービス提供ができる、と確信をもてるようになりました。最終的には、当社がこれまでに培ってきた知見や強みを生かした事業にできる、とプロジェクトを正式決定。

写真:福岡市を見渡せる高台の農場


今後、四時農場を通じて、”農との接点”を持った方の生活が豊かになったり、より農とのつながりを求める方が生み出せたらと思います。福岡の知人が早速GWにサービスを利用してくれて、サービスを評価するコメントをもらえたのは本当に嬉しかったです。



野田和義

農地活用事業本部農地開発部部長|商談窓口、JR九州との契約締結、シェア畑側の企画・開発。国内製薬会社で営業を10年勤めた後、アグリメディアに入社。農地活用事業本部では運営、マーケ、農地開発を担当。

出身地、福岡で新サービスを展開する喜び

福岡でのシェア畑初出店(シェア畑ららぽーと福岡)が決まり、出店を加速させたいと考えていた頃でした。はじめは、シェア畑の用地開発を目的にJR九州と議論を始めようとしていましたが、JR九州からこのプロジェクトの説明を受けた結果、すぐに「シェア畑だけでは勿体ない。油山の立地特性や全体のプロジェクトを活かした、新サービス検討の大きなチャンスになる」と感じました。代表の諸藤も私も福岡県出身なので、地元でこんなビジネスチャンスを得られたことに、非常に興奮したことを鮮明に記憶しています。


急ピッチで検討を進めていく中で私の主な役割は、JR九州との契約をまとめること。先方のプロジェクト責任者と契約書作成、契約条件や土地引き渡し条件のすり合わせなどを行っていきました。


プロジェクト推進にあたって苦労したのは、四時農場のハード面の仕様検討と工事区分の調整、およびそれらを踏まえた契約条件の調整でした。新サービスに必要な機能を用意しつつ、ABURAYAMA FUKUOKAのグランドデザインに合わせるには、当初想定よりもかなり高額の投資が必要であることが明らかになりましたが、一方、新サービスであるが故に、売上利益の予測は当然ながら難しい状況。そのような中で、JR九州と当社の工事区分と契約条件を、双方納得できる水準で調整するのは非常に難しい作業で協議には約3ヶ月を要しました。

写真:四時農場に隣接する『シェア畑 油山福岡』


今は無事にサービスをリリースできて、地元の皆さんが農業体験やピザ作りを楽しんでいる姿を見ると、本プロジェクトに関われて本当に良かったと感じます。ですが、まだ始まったばかり。より良いサービスを安定提供できるよう、社内はもとより、ABURAYAMAの関係者の皆さんとも、引き続き密に連携していきたいです。



熊谷俊英

農地活用事業本部 事業開発部 部長|プロジェクト統括責任者。求人広告業を4年、プロモーション会社へ14年勤めた後、アグリメディア入社。農園事業本部事業企画部に2年、HR事業本部に2年在籍。

「観光農園のオーナーになりたい」という想いの実現

昨年の夏頃、この「油山×農業体験」のプロジェクトが社内で動き始めてることを知りました。かねてから「自分で観光農園のオーナーになりたい」という想いを持っており、すぐにこの仕事に携われたら、将来の自分にとって学びが多いのでは、と感じました。ただ当時は、別の部署を担当していて横目で見ている状態でした。その後、めぐり合わせの中で、プロジェクト統括責任者として今年1月から本格的に参加。


そこから4月下旬のオープンまではあっという間。はじめの頃は、一度決まりかけていたネーミングが紆余曲折あり白紙に戻ってしまったり、サイト制作にもまだ手をつけられていないような状況でした。そうしたものを一つずつ整理していくことからスタートしていきました。


なにより苦労したことは、普段東京のオフィスにいるため、土地勘や現地の人の声などを直接聞くことができない中でサービス企画を進めていくことでした。「季節ごとに変わる、旬の野菜の収穫体験」と「その野菜を使ったピザ作り体験」、こうしたサービスが福岡の方に、どれぐらい受け入れていただけるのか?喜んでいただけるのか?手探りで組み上げていくことには、本当に頭を悩ませました。ノンストップで進んで進んで、なんとかオープンを迎えられた、そんな状況でした。

写真:左『生長中の野菜』、右『収穫野菜』


これからは一日でもはやく福岡の方に「四時農場」を知ってもらって、一人でも多くの方にご利用頂ける場所にしていきたいと思っています。その先に福岡の人たちが農業体験を通じて、日本の良さの一つでもある『四季の変化を感じる場所』へと四時農場を育てていきたいと思っています。野菜づくりと同じように、たくさんの手間暇を掛けていく必要がありますが、その過程も楽しめるといいなと思います。



高瀨一綺

経営企画部、農地活用事業本部 事業推進部兼任|2022年新卒入社。このプロジェクトでは、事業立ち上げ期のサービス設計を担当。

「農業は楽しい」という価値観を分解してサービスを設計

サービス設計にあたっては、当社の既存サービス「シェア畑」と良い影響を及ぼし合って、「農に関わる人をもっと多く、明るくできるように」なることを意識しました。「シェア畑」はもともと農に興味がある人がターゲットになる事業モデルで、さらに都心部に特化したサービス設計なのでインパクトのスケールアップが難しい部分がありました。もっと生活者と農業のライトな接点を用意し、育て、それがシェア畑やもっとレベルの高いつながりに代わっていくようなきっかけづくりがしたいと感じていました。


そこでアグリメディアの社員が共有する「農業は楽しい」という価値観を分解。シェア畑よりライトに楽しめること、そしてそれが一番伝わる瞬間を想像したときに「野菜を自分で採る瞬間」と「その採れたてを食べる瞬間」だと確信しました。そこに山の上という好立地がかけ合わさり、「収穫野菜のピザ作り」というプログラムが誕生しました。

写真:左『収穫野菜』、右『収穫野菜で焼きたてピザ』


「農業の価値ってなんだろう」と見つめ直すいい機会になりました。空腹を満たすという機能的な価値の上に、土に触れることや採れたてをそのまま味わうことの喜び、その気持ちを他人と共有すること、色々なところに魅力的な価値があることに気がつきました。


実際に、お客様の感想の中に「自然の中で食べるピザは最高においしかった」や「じゃがいも掘りは宝探しのようで心が踊った」といった声を見つけて、この価値に意味があり、色々な感じ取り方をしてくれることを実感できています。


松本卓也

農地活用事業本部 事業開発部事業担当/推進者|2023年2月より福岡へ赴任。シェア畑マネージャー、収穫体験・農業体験イベントの運営に従事。

壁にぶつかっても関係者と鼓舞し合って推進

これまで神奈川県で、サポート付き貸農園「シェア畑」のマネージャー業務の他に、収穫体験や農業体験イベント事業を担当していました。今回、福岡市油山にて当社の新規事業に携われると感じ、期待と嬉しさを覚えました。


限られた時間の中で、当社のナレッジを生かして「サービスの目玉は何にするか」「どのような客層をターゲットにするか」「必要な設備は何か」「サービス名称はどうするか」など日々社内のメンバーとミーティングを重ね、一つずつ意思決定をしていきました。


いざ現場に入ったら、まず素晴らしいロケーションに感動。ここを色んな人が集まる場所にしたいし、そんな場所になるだろうと思いました。一方で、準備段階では土壌・工事仕様など想定と異なることが起こったり、天候の影響で予定通りに進まないなどさまざまな壁にぶつかりました。それでもJR九州・工事関係者とコミュニケーションを取って、お互いを鼓舞し合いながら推進していきました。

写真:採れたて野菜は石窯・直火で美味しいピザに


4月27日、無事にOPENの日を迎えられてホッとしています。GW期間中は多くの方に足を運んでいただきました。「新鮮な野菜ってこんなに美味しいんだ!」「ピザが焼きたててで美味しい!」「また来たい!」といった声を聞けて本当に嬉しかったです。もっと皆さまに楽しんで頂ける場所にしていきたいと改めて感じています。

今後に向けて

四時農場がテーマにしているのは「ライトな農業体験」。この価値を磨き込んでいくことがなにより大切だと思っています。当社が考えるサービス体験価値と、ユーザーが「農に触れるきっかけ」として価値を感じる体験の間には、まだギャップがあると思っています。そのギャップを可能な限り埋めていくことで、その先に四時農場での体験をきっかけに「より深く農に関わる方」がでてくる。そんなストーリーを描いています。



〇ご予約はこちらから

四時農場公式ホームページ https://shiijifarm.jp/


〇四時農場SNS

四時農場では、SNSでも情報発信していますので、ぜひフォローしてください。

Instagram @shiiji_farm

Twitter @shiiji_farm

Facebook @shiijinoujyou


〇サポート付き貸し農園「シェア畑 油山福岡」

ABURAYAMA FUKUOKAの中に自分だけの畑を借りられます。利用者募集中!


〇アクセス

<車でお越しの方>

福岡市都市高速「野多目ランプ」から約8km(約20分)/博多駅から福岡都心高速環状線で、30分/小倉駅から九州縦貫自動車道で、90分

<公共交通機関でお越しの方>

地下鉄七隈線「福大前駅」下車。1番出口から出て、西鉄バス停「福大正門前」から「ABURAYAMA FUKUOKA(牧場側)」行きに乗車。2023年4月~11月、2024年3月の土日祝は、バスが運行されます。※バスの運行については予告なしに変更となる場合がございます。詳細は西鉄バスのホームページをご確認ください。


<株式会社アグリメディア 会社概要>

会社名:株式会社アグリメディア

設 立:2011年4月

代表者:代表取締役 諸藤貴志

資本金:8億3,277万円(資本準備金含む)

所在地:東京都目黒区青葉台四丁目7番7号 住友不動産青葉台ヒルズ9階

主な事業:

・農地活用事業:サポート付き市民農園「シェア畑」、栽培・整備代行「農地まもる君」など

・農業HR事業:農業特化型求人サービス「あぐりナビ」、地方自治体、地域の担い手確保事業など

・流通事業:道の駅の運営など

・経営支援事業:自治体、法人の農業ビジネス参入支援など

URL :https://agrimedia.jp/(コーポレートサイト)




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