車内に向かって怒った様子でドアをたたく男性、一体なにがあったのでしょうか。

撮影者
めっちゃ怒ってんな。止めてくるか、ぶち切れてる
これは6月3日土曜日、神奈川県大和市で撮影された映像です。

赤い軽自動車を両手でたたき、車が大きく揺れています。

運転席のドアをこじ開け、大声を上げながら暴行しているようにみえます。

さらに、車を蹴り、最後はドアを激しく閉め、去っていきました。


一体何があったのでしょうか?
めざまし8は、この動画を撮影した人に話を聞くことができました。
撮影者:
自分の車が信号待ちの1台目で前を見たら怒鳴っている人がいたので何かなって思って5~10秒くらい見ていたんです。そうしたら車をたたいたり蹴ったりしていたんです。

撮影者:
(原因は?)赤い軽の車の夫婦が走っていたときに、駐車場からもう1台の車が出てきたんです。そこでパッと頭が出てきたときに「危ないですよ」っていう注意喚起のクラクションを鳴らしたんですよ。そしたらそれに激高して車を横に止めて「降りて出てこい」という感じになった。

――何歳くらいのご夫婦でしたか?
撮影者:
65歳前後だと思いますね。
引き金となったのは、注意喚起のために鳴らしたクラクションだったといいます。

――どのような言葉がありましたか?
撮影者:
僕もちょっとしか聞こえていないんですけど、乗っていた方に聞くと「殺すぞ」とか、どう喝をしていたと言っていましたね。僕も「オイ!」っていうのは聞こえました。

その後、助手席に乗っていた撮影者の妻が警察に通報。到着した警察官2人に動画を見せ、状況を説明しました。
撮影者:
戻ったのは5~6分後くらいですかね。二度目に合流したときに、また怒っていたから動画を撮っていたんです。
――合流したときはどんな様子でしたか?
撮影者:
「お前が運転下手くそだからだろ、ふざけるな」とかそんな感じで怒ってて。夫婦が「私たちは危なかったから、ちょっとクラクションを鳴らしただけです」って言ったら、「俺がなんでクラクション鳴らされなきゃいけないんだよ」ってめちゃくちゃ怒っていましたね。

クラクションを鳴らされたことに納得していない様子だったという男性。
――ご夫婦にケガは?
撮影者:
胸ぐらをつかまれたり、ゆすられたりちょっと膝蹴りみたいなのをされていましたけど、動画に映っているように。正直手を出しちゃっているので、被害届をどうするかという話になっていったんですよ。そうなったら一気に怒っていた男性も引いちゃって、「手を出したところに関してはすみません」って、いきなり謝りだしたんですよ。

「被害届」という話が出て、我に返ったのか、男性は夫婦に謝罪したといいます。
撮影者:
あおり運転とかそういうのもいろいろあるんで、どんな場面でもこういうことが起きるんだなと。
撮影者は、クラクションがきっかけでこのようなトラブルになったことを伝えたかったといいます。
(めざまし8 6月6日放送より)