北朝鮮による軍事偵察衛星の打ち上げを受け国連の安全保障理事会は緊急会合を開きましたが、一致した対応は取れませんでした。
石兼公博国連大使「打ち上げが成功したか失敗したに関わらず、安保理の決議違反だ」
2日に開催された緊急会合で日本は北朝鮮が「安保理と国連憲章を軽んじている」と厳しく非難したうえで「安保理の決議違反から目をそらしてはならない」と各国に訴えました。
欧米各国からも北朝鮮への非難が相次ぐ一方、ロシアは「日本と韓国の軍事活動の活発化が、この地域に破壊的な影響を及ぼしているのは明らかだ」と非難の矛先を周辺国に向け北朝鮮を擁護する姿勢を崩さず、安保理として一致した対応は示せませんでした。