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片山ホールディングス株式会社のグループ会社であるKatayama New Business Corporation株式会社は、人々のwellbeingへの貢献を目指し「健康」や「サステナビリティ」に目を向けた新規事業の企画・開発を行っています。そのひとつが、産後女性のサポートです。


産後の女性の7割以上が、倦怠感、イライラ、むくみなどを経験しているという報告*があるほど、多くの女性が産後トラブルに悩まされています。しかし、その大変さやケアに関する情報は、妊娠や出産に比べると十分ではありません。こうした産後のトラブルは、放置しておくと、痛みや炎症の悪化、産後うつなど生活に影響を及ぼす疾患への発展、また、更年期にまで影響があるとされています。


子どもや家族、そしてすべての人々の幸せのために、まずは自分の心と身体を満たして欲しい。そんな想いから、産後の女性の身体と気持ちに寄り添った産後ケアブランド「for her.」を立ち上げ、第一弾として、厳選食材を使った産後ケアごはんを開発しました。


このストーリーでは開発プロジェクトの責任者であるKatayama New Business Corporation株式会社取締役の片山有紗が、開発の経緯を振り返ります。



取締役 片山有紗


米国で出産、帰国して気づいた日本のカルチャー


Katayama New Business Corporation株式会社取締役の片山有紗です。私は生後3ヶ月で米国ケンタッキー州へ渡り、15歳まで過ごしました。高校を卒業後、国際基督教大学へ進学。2021年に米国カリフォルニア州にて長女を出産しました。


娘を出産した際、産後ドゥーラ(※)さんから、育児や母体のケアについて教えてもらいました。その一つが産後に必要な栄養をとるための食事でした。「とにかく温かいスープやシチューを食べて」というアドバイスと共に、炎症を防ぐためのゴールデンミルクやエナジーボールを作っていただきました。


※産後ドゥーラとは、産前産後の女性に対して家事や育児などを助言・サポートする人のこと


妊娠中は「出産がゴール」と思っていましたが、産後は想像を絶するほど心も身体もしんどく、その辛さに驚きました。貧血にはなったものの、その他の産後トラブルを防ぐことができたのは、ドゥーラ指導のもと適切な栄養をとっていたおかげだと思っています。

その後帰国して、2つのことに気づきました。

産後ケアについてあまり知られていないこと

日本で出産した友人の話を聞くと、産後ケアについてあまり知られていないと感じました。アメリカには産後や新生児のエキスパートがたくさんいます。私も産後ドゥーラさんだけではなく、母乳/授乳の専門家、スリープトレーニングの専門家などから、多くの事を教えていただきました。また、中華圏や韓国にも、代々受け継がれている産後ケア文化があります。しかし、日本では産後ケアの知識が広まっていないと感じました。

「産後の辛さは我慢して乗り切る」というカルチャー

日本では、産後のトラブルはケアされるものではなく、「我慢するもの」という文化があり、多くの母親がその辛さに耐えている状況があるのではないかと思いました。

産後ケアごはんの提供を決意

日本の産後ケア文化を変えたいと考えていた時、産後ドゥーラさんに用意していただいた食事のおかげで、身体の回復が早く、とても助けられたことを思い出しました。産後は自分のケアがおろそかになりがちなため、私も助けられた栄養たっぷりの食事を提供することから始めようと思い、食品の開発に至りました。

共感で繋がった、多様な背景をもつ専門家・メンバーが開発に参加


今回携わっていただいた社内外のチームメンバーは、それぞれの経験や専門家としての知識、母としての実体験から、プロジェクトに強い想いを持つ方々ばかりです。


レシピ開発をしてくれたアメリカ人の産後ドゥーラさん。

レシピを改良してくださった料理家・国際中医師の先生。

2児の母である助産師さん。

高齢での出産を経験したアートディレクター。

奥さまが乳腺炎で苦しまれていたことを思い出しながら、一点ずつ手作りしているカップの作家さん。

女性として本事業に共感いただいているグラフィックデザイナーや管理栄養士。

安心安全の食材を使用した高品質な商品を産後の女性にお届けることに共感してくれた工場のみなさま。

アメリカで生まれ育ち、日本で産後を経験した、2人目妊娠中のプロジェクトマネージャー。


インスタグラムなどを通じて繋がった、この時代ならではのチームメンバーは、国境や立場は違えども同じ想いを抱えている方々ばかりで、「産後の女性をサポートしたい」というパッションを持っているのは自分たちだけではないと気づかされました。今後も、国内に留まらず、世界の女性とそのご家族をサポートする輪を広げていきたいと思います。

約1年半、何度も試作を繰り返し、完成


2022年の初め頃、インスタグラムを通じて出会ったアメリカ人の産後ドゥーラさんにレシピをいただき、社内で繰り返し試作してみましたが、アメリカと日本の食材や水などの違いから、苦戦の日々が続きました。そこで、今回の事業やレシピ内容にも共感いただいた料理家でもあり、国際中医師・国際薬膳師でもある井澤先生に、中医薬膳と現代栄養学を組み込み、日本の食材を活かしたレシピの改良にご協力いただきました。


食材選びも一つ一つこだわり、1年半以上かけてようやく完成しました。




開発中にプロジェクトマネージャーが妊娠


2023年5月にローンチを計画していましたが、2月にプロジェクトマネージャーの木村の妊娠が発覚。一番忙しい時期がつわりと重なってしまいました。木村はチームのサポートのもと身体を休めつつ、近い将来、自分が利用者となることを頭に、一つ一つの選択を産後の女性の目線で作り上げていきました。結果としてこの経験が、プロダクト開発において最高の機会となりました


例えば、産後の冷凍庫は母乳や離乳食で溢れていたことを思い出し、冷凍ではなく常温保存にこだわりました。また、授乳中は十分な回復と母乳のために多くの水分やカロリーを摂取する必要があります。通常のスープ商品は150~170gがほとんどですが、満足できる300gにしました。


チームメンバーの一人一人が、「自分だったらこういう商品が欲しい」という発想を全て詰め込んだのが、for her.のレトルト食品です


商品についてはプレスリリースをご覧ください。


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「for her.」に込めた想い

 "for her," really means "for all."

 人は誰もが、女性から産まれます。

 私たちは、その“はじまり”を担う女性が、妊娠、出産、産後の大切なときに、健康で幸せになるためのお手伝いがしたい。

 「女性のため」は 「すべての人々のため」につながるのです。



協力・監修者の方々



井澤由美子(調理師・国際中医師・国際中医薬膳師) 

中医学・薬膳・漢方を学び、NHKカルチャー文化センター講師なども務める。

料理番組出演、著書多数。 




Rachael Hollinger(産後ドゥーラ・調理師)

米国で調理師・産後専門資格を保有。

栄養学・アーユルヴェーダ・薬草学を勉強し料理本も出版。 



棚元 麻由(助産師・看護師・保健師)

大学病院や保健所、クリニックで勤務。

東京ではベビーサイン・ベビーマッサージ教室を開講。



Katayama New Business Corporation株式会社公式サイト:

https://www.knbcorp.jp/




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