熊本市の繁華街のビルで、女性の遺体が全身に布を巻かれた状態で見つかった事件。警察は、女性の死因が窒息死だったことを明らかにした。

深夜に“ギャー”という女性の悲鳴

5月31日、警察は派遣社員・辰島ありささん(29)の死因が窒息死だったことを明らかにした。

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辰島さんの首には、明らかに絞められたような痕はなく、目立った外傷もなかったという。

辰島さんは、28日午前1時ごろアルバイト先を出た後、同居する男性にSNSで「帰る」とメッセージを送ったのを最後に連絡が途絶えた。

ちょうどその頃、現場近くで女性の悲鳴を聞いたという証言がある。

悲鳴を聞いた人:
日曜日(28日)の午前1時~2時の間。キャーかギャーか、明らかにおかしい女性の悲鳴。

辰島さんについて元同級生は、明るくて優しい性格だったと話す。

元同級生:
抜群に人当たりはよかったと思う。誰に対しても分け隔てなく、優しい子だったなという思い出がある。

遺体発見現場のビルには複数の空きテナント

そんな辰島さんが、遺体で見つかって2日。遺体が見つかったビルでは、1階と2階で店舗が営業されていた。

また警察によると、3階~6階は住居、そして7階と8階は空きテナントになっているという。

ビルには1階と2階にも空きテナントがあり、警察は、どのフロアの空きテナントで遺体が見つかったかは明らかにしていない。

そうした中、午後5時前に警察が現場検証をしていたのは、最上階の8階だった。外からは、光を当てながら、はけのようなもので窓をこすっているような様子がうかがえた。

アルバイト先から帰宅する途中で事件に巻き込まれたとみられる辰島さん。発見された際、靴は履いておらず、所持品も見つかっていないという。

(「イット!」5月31日放送より)

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