大阪府柏原市の小学校のフェンスに車が突っ込み、運転していた男が校庭に侵入したが、逮捕された。車には、20代女も一緒に乗っていた。

前後でナンバープレートが異なる不審車

大阪府柏原市でフェンスを突き破り止まる白い車。多くの警察官が駆けつけた現場は小学校だ。

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車が歩道を乗り越え、フェンスがぐちゃぐちゃになっている。

事故は、授業中に起きた。

車は、歩道のガードパイプをなぎ倒し、小学校のフェンスに激突。
鉄製のフェンスが大きくゆがんでいる。

その周辺には、車のバンパーらしき物も散乱。相当なスピードで突っ込んだことが見て取れる。

現場は、近鉄電車堅下駅側の市立柏原東小学校。周辺には住宅街もある。

直線道路が交わるT字路で、なぜ車が突っ込んだのか。

5月31日午後1時45分頃、柏原市で「前後のナンバープレートが異なる不審車両が止まっている」と警察に匿名の通報があり、警察が駆けつけたところ、午後2時すぎ、ピザ店の駐車場から出てきた車が逃走したため、警察は追跡を開始した。

ピザ店は、現場となった小学校の前にあり、駐車場では男が買ったピザを車内で食べていたという。

男が乗った車は、駐車場から右折し、柏原駅方面に走り出す。

そして、駅の近くに停まっていたパトカーを見たためか、Uターンし逃走。
駐車場のバイクなど6台に衝突した後、小学校のフェンスに衝突した。

車に乗っていた30代から40代の男は、フェンスを乗り越えて学校の敷地内に侵入し、警察は建造物侵入の現行犯で逮捕した。

「猛スピードでボーンってなった」

児童に当時の状況について話を聞くと…。

児童:
猛スピードでボーンってなった。

ーーケガはなかった?

児童:

なかった。集団下校になった。

当時、小学校は5時間目の授業中だった。
児童を含め、けがをした人はいないという。

小学校によると、学校では授業が終わり次第、集団下校をさせたという。

レッカーされた白い車は左フロント部分が大きく破損していた。
警察の調べに対し、男は黙秘している。

車には20代の女も一緒に乗っていたということで、警察は女からも事情を聞いて詳しい経緯を調べている。


(「イット!」5月31日放送より)