東京・新宿駅からほど近い場所で、自転車のようなものが激しい炎に包まれています。

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出火があったのは、5月30日午前11時半過ぎ。
新宿駅から250mほど東にある交通量の多い交差点脇の歩道で出火し炎上したのは…三輪の電動アシスト自転車。

めざまし8が現場に行ってみると…

ディレクター:
火事のあった現場に来ているんですが、焼け焦げた自転車が止まっています。完全にフレームやタイヤなども焼け焦げてしまっています。

焼け焦げた跡には電池のようなものが…
焼け焦げた跡には電池のようなものが…

ディレクター:
自転車の奥の方を見てみると電池とみられる物が10個以上落ち、焼け焦げてしまっています

こちらは、自転車が炎上する直前に撮影された写真。

炎上する直前の自転車
炎上する直前の自転車

よく見ると、チャイルドシートのようなものが装着された自転車から黒い煙があがっています。

炎上し始める自転車
炎上し始める自転車

次の写真では、すでに炎が確認できます。

そして、約1分後…自転車はあっという間に炎に包まれ、火の勢いでチャイルドシートのようなものが崩れ落ちました。

出火時の一部始終を見ていた人によると…

出火時 現場にいた人:
女性が自転車を降りた数秒後に、火花が強く噴射され、瞬く間に燃え広がりました。女性はずっと立ち尽くしたままだったので、男性がその方を手招きして、私を含めた3人で後方へ避難しました。

さらに、現場近くにいた別の人は…

現場付近の店の店員:
音がボンボンって感じで聞こえて、4~5回爆発音が聞こえましたね。

自転車の持ち主の女性は、当時の状況をこう説明しています。

自転車の持ち主の女性:
自転車に乗っていたら煙が出てきて、歩道に自転車を止めたところバッテリーが爆発した。
バッテリーはメーカー純正のものでなく、通販で買った中国製の物。

警視庁によると、出火したのは電動アシスト自転車のサドル付近にあったバッテリー。
純正品ではないバッテリーを使用すると、どんな危険があるのでしょうか?
電動自転車を販売している人に話を聞きました。

自転車店「石井輪業」石井稔代表:
バッテリーは使いかたによりますが、うまく使うと7~8年持つというのが特徴です。
外国製の廉価品のバッテリーは、発火の危険があるというのは聞いたことがあります。
お店では必ず純正のものに買い換えるということを推奨させていただきたいと思います。

自転車の持ち主にけがはありませんでしたが、人命にかかわる可能性もあった今回の事故。
警視庁は出火原因を詳しく調べています。

(めざまし8「NewsTag」5月31日放送)