大分市内の国道10号で、5月25日午後11時50分ごろ、軽乗用車とパトカーによるカーチェイスが発生。車のドライブレコーダーに、衝撃的な事故の瞬間が捉えられていました。

大分市内の国道10号(5月25日午後11時50分ごろ)
大分市内の国道10号(5月25日午後11時50分ごろ)
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撮影者の車が右車線を走っていると、突然、猛烈なスピードで軽乗用車が左側から追い抜いていきました。

後ろから、サイレンを鳴らした緊急走行のパトカーが追いかけます。

左から軽自動車が猛スピードで走ってくる(画面黄色丸)
左から軽自動車が猛スピードで走ってくる(画面黄色丸)
後ろから追いかけるパトカー
後ろから追いかけるパトカー

車体をふらつかせながら、前を走る車をすり抜けるように猛スピードで走って行く軽乗用車。パトカーを振り切ろうとしたのか、ついには反対車線へ飛び出しました。

反対車線にはみ出す軽乗用車(画像赤丸)
反対車線にはみ出す軽乗用車(画像赤丸)

しかし、そこでスピードに耐えられずハンドル操作を誤ったのか、左に大きく曲がります。

元の車線に戻ってきたと思った次の瞬間、車体がスピードに耐えられず横転しました。

撮影者「事故った!横転した!」

一部始終を目撃していた撮影者は…。

撮影者の男性:
バックミラーの方で迫ってくるのが見えて、気づいたら追い抜かされてた感じで。一瞬で何が何だか分からない感じです。私が50km/h出てないくらいだったんですけど、その倍以上、100km/h出てる感じがしました。

警察によると、軽乗用車はこうした危険な運転を約2.8kmにわたって続けていたといいます。

暴走のきっかけは、法定速度を30km/hも上回る時速92km/hで走行中の軽乗用車を警察が発見。停止を要請しても応じず走行を続けたため、パトカーが緊急走行し、カーチェイスとなったのです。

工事の作業員らしき人影(画面黄色丸)
工事の作業員らしき人影(画面黄色丸)

撮影者によると、カーチェイスが起こった現場では、片側規制の工事が行われており、道路には作業員もいたといいます。

撮影者の男性:
私たちもそうなんですけど、工事現場で作業している方たちもいらっしゃったので、もし何か歯車が狂っていたら、けがをされる方も出てきたのかなと。

幸い、この事故で軽乗用車の運転手も含め、けが人はいなかったものの、一歩間違えれば取り返しのつかない大事故につながっていた可能性も。

警察は車の運転手を道路交通法違反(速度超過)の現行犯で逮捕、逃げた動機などを調べています。

(「めざまし8」5月29日放送)