旧ソ連のベラルーシやバルト三国と国境を接するロシア西部の石油パイプラインの管理棟が爆発した。ロシア側は、ドローン攻撃を受けたと主張している。
ロシア西部プスコフ州知事によると、27日朝、州内の石油パイプラインの管理棟が破損した。
州知事は、2回のドローン攻撃があったとしている。
けがをした人はいない。
このほか、ロシア西部の国境周辺では、石油タンクなどの爆発が相次いでいて、ロシアはウクライナ側から攻撃を受けたとの主張を繰り返している。
こうした中、ウクライナ軍のザルジニー総司令官が、反転攻勢の開始を示唆した。
ザルジニー総司令官は27日、自身のSNSに「われわれのものを取り戻す時が来た」と書き込んだ。
「われわれの勇士たちは、ロシアの侵略からウクライナを解放し、勝利の旗を掲げるために攻勢に出る」とも書き込み、ウクライナ軍による反転攻勢が始まったことを示唆したとみられる。
反転攻勢については、ウクライナのポドリャク大統領府顧問が24日、イタリアメディアのインタビューで「反転攻勢は何日も続いている。1,500kmの国境をめぐる激しい戦いだが、行動はすでに始まっている」と語っており、様々な地域で続くとの認識を示している。