6月3日のいのりの日を前に、島原警察署の署員が雲仙・普賢岳の噴火災害で犠牲になった警察官などに手を合わせ、地域の安全・安心に尽力すると誓いました。

1991年6月3日の火砕流で警察官や消防団員など43人が犠牲になった島原市上木場地区です。

26日、島原警察署の署員およそ40人が、ひと足早く慰霊のため、かつての被災地を訪れました。

噴火災害では、住民に避難勧告が出されていたこの一帯で取材にあたっていた報道陣に危険を知らせようとして、2人の若い警察官が命を落としました。

島原署警察官「殉職された2名の警察官の思いを無駄にすることなく、住民の皆さんの安全安心を守れるように職務に当たりたいと思いました」

島原署警察官「警察官としての使命、その姿を残してくださって有難うございますというのと私たちも常に誇りと使命感を持って励んでいきます」

消防団員の詰め所だった北上木場農業研修所跡地には被災したパトカーが保存整備されています。

島原署長「この現場に来て、見て、そして説明をして後世に引き継ぎたい」
 
島原警察署では2017年から毎年、慰霊のために訪れていて、5月末には警察学校の生徒たちもこの場所で祈りを捧げます。

テレビ長崎
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