ウクライナ侵攻を続けるロシアによる隣国ベラルーシへの戦術核兵器の配備について、松野官房長官は26日、「情勢をさらに緊迫化する」として非難した。

ロシアとベラルーシの国防相は25日、戦術核を保管するための文書に署名し、ベラルーシのルカシェンコ大統領は「核弾頭の移動は始まっている」と明らかにしている。

松野長官は、26日午前の会見で、合意文書への署名を「ロシアがウクライナ侵略を続ける中で、情勢をさらに緊迫化するものであり非難する」と述べるとともに、両国に対し「緊張を高めるような行為を止めるよう求める」と語った。

また、政府は、ロシアの個人・団体に対する資産凍結など追加の制裁を閣議了解した。

新たな凍結対象にはロシア軍の幹部のほか、武器商人とされる人物や国営テレビの司会者などが含まれている。