ウクライナの隣国で、ロシアの同盟国ベラルーシに、戦術核兵器の移動が始まっていることがわかった。
ベラルーシのルカシェンコ大統領は25日、ロシアの首都・モスクワで行われたロシア主導の経済同盟「ユーラシア経済連合」の首脳会合後、「核弾頭の移動は始まっている」と明らかにした。
ベラルーシへの戦術核の配備をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が今年3月に配備を表明していた。
25日には、両国の国防相がベラルーシの首都・ミンスクで、戦術核を保管するための文書に署名し、ロシアのショイグ国防相は「核兵器の管理と使用に関する決定はロシアにある」と明言しながら、「今後、軍事的・政治的状況に対応するための追加措置がとられる可能性がある」と述べた。
