1997年の神戸市連続児童殺傷事件など重大な少年事件の記録などが廃棄されていた問題で、最高裁は、対応が不適切だったとする検証結果を公表しました。
最高裁小野寺真也総務局長:
事件に関係する方々を含め、国民の皆さまにお詫び申し上げます
最高裁は検証の結果として、重大な事件の記録が相次いで廃棄されたのは、保存の基準などを明確にしていなかった最高裁の不適切な対応が原因と結論付けました。
また、神戸市連続児童殺傷事件では、記録を永久保存するか相談があったものの、当時の所長が明確な判断を示さず廃棄されたことも明らかになりました。
最高裁は今後、記録を「国民共有の財産」と位置付け、第三者委員会を常設するなどして再発防止に努めたいとしています。