居場所を特定されないよう、高速道路を走行しながら嘘の電話をかけていた特殊詐欺グループの事件で、新たに26歳の男が逮捕された。
中川虎乃輔容疑者は、去年10月、三重県の高齢女性に嘘の電話をかけ、現金200万円を騙し取った疑いがもたれている。
けさ、送検された中川容疑者は、警察車両に乗り込む際、報道カメラをにらみつけ、中指を立てて挑発するようなポーズを見せた。
この記事の画像(13枚)中川容疑者は現金を受け取る「受け子」のリーダー格で、調べに対して「知りません」と容疑を否認している。
警視庁によると、この特殊詐欺グループはアジトを作ると居場所を特定されやすくなるとして、高速道路を走行し移動しながら嘘の電話をかける手口で犯行を行っていた。
これまでに嘘の電話をかける「かけ子」として木内翼被告が逮捕・起訴されるなど、あわせて13人が立件されている。
警視庁は、このグループが1年以上で約9400万円を騙し取ったとみて、全容解明を進めている。
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