“トー横キッズ”の男子高校生を監禁し、母親に身代金20万円を支払わせた疑いで、暴力団組員の男が逮捕された。

覚醒剤の売上金めぐりトラブルか
仲間から「たー坊」と呼ばれていた男。暴力団組員の三枝丈人容疑者(36)だ。

狙われたのは、新宿歌舞伎町に集まるいわゆる“トー横キッズ”の1人で、18歳の男子高校生だった。

2023年3月、三枝容疑者たち4人は、高校生を車に乗せた。

そして、「お前生きて帰れねーぞ。最後に聞きたい曲はあるか?」などと脅し、約2時間にわたり監禁した。

さらに、高校生の母親に「金のことで俺は殺人まではやりたくない」と、身代金20万円を払わせた疑いが持たれている。

高校生は、頭などに全治6週間の大ケガをした。
容疑者たちとの間に何があったのか。

警視庁によると、三枝容疑者は、被害に遭った高校生に覚醒剤などを売りさばくことを持ちかけていた。

ところが、売り上げた金の支払いをめぐりトラブルになったという。

調べに対し三枝容疑者は、「全く身に覚えがない」と容疑を認めていない。
(「イット!」5月17日放送より)