新型コロナの感染症法上の位置付けについて、ゴールデンウィーク明けの来月8日に「5類」に移行することが正式に決まった。加藤厚労相が、さきほどから記者会見を行い、発表した。

厚労省は、きょう午前、専門部会を開き、新型コロナの感染症法上の位置付けを、来月8日に、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することを正式に了承した。

陽性が判明した後の外来診療の窓口負担は、現在は無料となっているが、5類移行後は、原則として自己負担となる。

高額なコロナ治療薬については9月末までは無料とし、入院費も最大で2万円が公費で支援される。

また、新型コロナに感染した場合の療養期間は、発症の翌日から5日間は外出を控えることを推奨するとしている。

会見で、加藤厚労相は、「感染が確認されて3年余り、医師・看護師・介護職員などの協力により、8回に渡る感染拡大の波を乗り越え、ウィズコロナへの移行を進めてくることができた」と述べた。

社会部
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