関東1都2県で、建設現場の出入り口に設置されているアルミの門などを狙って盗みを繰り返していたとみられるグループが摘発された。アルミの価格高騰に乗じて、犯行を重ねていたとみられる。

無職の伊藤聖也容疑者ら4人は、去年5月から11月にかけて、埼玉県、千葉県と都内の建設現場から、アルミの門や工具など860点1760万円相当を盗んだ疑いで追送検された。

埼玉県警は、アルミ門”窃盗団”の4人を逮捕したと発表した
埼玉県警は、アルミ門”窃盗団”の4人を逮捕したと発表した
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伊藤容疑者らが狙っていたのは、主に建設現場の出入口に設置されているアルミの門。当時、仕事で使っていたトラックで、深夜に、人気のない現場に乗りつけ、カッターで切断するなどして盗み出していたという。さらに門だけではなく、近くにおいてある工具なども持ち去っていたとのこと。

調べに対して伊東容疑者は「アルミの買取額が急騰していて、高く売買されているのを知っていた。」などと供述。4人の容疑者は、いずれも建設関連の仕事をしていたため、アルミの価値高騰などを把握していたという。

また、出入口に設置されている門を盗み出すため、工事現場の中に侵入するリスクがなく、「盗みやすかった」とも話している。

伊東容疑者らが盗み出したアルミ門(埼玉県警提供)
伊東容疑者らが盗み出したアルミ門(埼玉県警提供)

去年8月以降、埼玉県南東部では、新築住宅の建設現場から出入り口のアルミの門が盗まれる被害が相次いだ。埼玉県内だけで、アルミの門が盗まれる被害が107件も発生したという。

しかし11月に入り、被害に遭った建設関連の会社から「アルミの門が三郷市の金属リサイクル工場にあるようだ」と110番通報が入り、埼玉県警が内偵捜査に着手。防犯カメラの映像から、犯行に使われた車が特定され、4人の関与が浮上したという。

伊藤容疑者はアルミの門などを金属リサイクル工場に売却し、得た金は山分けしていたとみられていて、調べに対し、「遊興費や生活費のためやった」と容疑を認めている。

社会部
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