不登校の小中学生が過去最多となったことを受け、文部科学省が新たな対策をとりまとめました。
不登校の小中学生は2021年度およそ24万5000人に上り、過去最多となりました。
文科省がとりまとめた新たな対策では、不登校の生徒がオンラインで授業やテストを受けた場合も成績に反映するよう求めています。
永岡文科相は31日、「不登校ゼロが目標ではない。仮に不登校になっても、学びたいと思ったときに、受け皿を整備する」と述べました。
生徒の事情に合わせて柔軟なカリキュラムを組む「不登校特例校」は今年2月時点で全国に21校ですが、新たな対策には将来的に300校に増やすことが盛り込まれています。
文部科学省はこれらの対策について、31日に全国の教育委員会に通知しました。