天然記念物の甲斐犬を劣悪な環境で飼育し虐待した疑いで、元ブリーダーの男が逮捕された事件で、男が「減少傾向の甲斐犬を普及させたいと思った」と供述していることが分かった。
この記事の画像(8枚)元ブリーダーの尾川隆容疑者(46)は、2023年1月に東京・八王子市で、天然記念物に指定されている甲斐犬を劣悪な環境で飼育した動物愛護法違反の疑いで逮捕された。
その後の調べで尾川容疑者は「甲斐犬が減少傾向にあることを知り、普及させたいと思った。甲斐犬だけでは需要が低く、柴犬も取り扱っていた」と供述していることが分かった。
尾川容疑者は、見た目や健康状態で1匹1万~30万円で販売し、2010年からの13年間で約300匹を売り、3200万円の売り上げがあったという。
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