飲食店の防犯カメラが捉えた、窃盗の一部始終。男が棚からウイスキーなどを取り出し、袋に入れている。

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6本の酒を盗んだなどの疑いで逮捕されたこの男は、花井篤容疑者(38)。この店の従業員だ。

盗まれたのは、価格が高騰しているジャパニーズウイスキー。店では、花井容疑者が勤めてからの3年間で総額1300万円以上の酒がなくなっていた。

お店で扱っているお酒を「質店」で発見

事件は3月17日、北九州市のスナックで起きた。

開店前の午前10時ごろ、出勤した花井容疑者。カウンターに入ると、持参した紙袋に棚から取り出した複数の酒瓶を入れ、外へ出て行った。

この時に持ち出されたのは「山崎」や「響」など6本で、被害額は7万505円だった。

犯行の瞬間をとらえた2台の防犯カメラは、店長が花井容疑者を監視するために取り付けたという。そのきっかけは、質店から出てきた花井容疑者を見かけたことだった。

被害に遭った店の店長:
(花井容疑者が)出てきてたんで「あれっ?」と思って店内を見ると、お酒が(質店の)カウンターの後ろに並べてあった。あれは全部うち(スナック)で扱っているお酒だなと思って…

時価100万円以上の「山崎25年」も所在不明に

3年ほど前から、この店で働き始めた花井容疑者。事件前までは、同じオーナーが経営する3つの店が扱う酒の在庫管理を1人で行っていた。

事件発覚後、関係者が酒の管理表を確認したところ、3年間で合計1382本が所在不明になっていることが判明。その中には、時価100万円以上する高級ウイスキー「山崎25年」も含まれていて、被害総額は1300万円以上になるという。

花井容疑者は「何も言いたくありません」と黙秘しているという。

(「イット!」3月28日放送より)

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