静岡県富士市にある電気店の倉庫に設置された防犯カメラが、大胆な窃盗の瞬間を捉えていました。

3月24日、午後11時20分過ぎ。
電気店の倉庫入り口に、1台のトラックが停車。中から出てきた2人組は降りるなり、入り口の南京錠を、“のこぎり”のようなもので切断しようとします。

深夜に響き渡る大きな音…1人は周囲の様子をうかがうようなしぐさも。

その後、2人は倉庫の扉を開け、ライトで照らしながら侵入。倉庫に保管していた電線を、次々とトラックに積み込んでいきます。

途中、1人が「上(防犯カメラ)やばい」ともう1人に声をかけ、ガタガタと何かを引きずるような音がした次の瞬間、倉庫内を捉えていた防犯カメラの向きが変わりました。


別のカメラには、暗闇の中、設置された防犯カメラを倒す人物の姿が映っていました。


防犯カメラに映らなくなった2人は、悠々と電線を盗み続けます。40分かけて盗んだ電線は、約500㎏。その後、2人はトラックに乗り込み倉庫から立ち去りました。

倉庫を管理している会社は、警察に被害届を提出。

株式会社イクデンキ 石川健太代表:
1㎏あたり約650円なので約30万円ぐらいですね。従業員一人生活できる月の給料なので、本当にやっぱり怒りしかないです。
盗まれてから2日間ここで寝泊まりしてます。防犯カメラ3台を見ながら車の音が聞こえたら、すぐドアを開けて追いかけるみたいな形で、2日間続けています。もう腹立つしかないですね…二度としてほしくないです。

(めざまし8 3 月28日放送)