三菱UFJ銀行は、リスキリングなどを支援する一時金を含め、実質7%を超える賃上げを実施すると発表した。

三菱UFJ銀行は、今年の春闘で、労働組合の要求する給与と賞与を合わせた基礎年収の2.7%アップに満額で応じたと発表した。基本給を底上げするベースアップも含んだもので、ベアは4年ぶりの実施。定期昇給分に加え、リスキリングなどを後押しする1人あたり最大10万円の一時金を含めると実質7%を超える賃上げになるという。また、2024年4月から総合職の初任給を5万円引き上げ25万5000円とする。

一方、みずほ銀行も、組合が要求する基本給一律2.5%のベースアップに満額で応じた。ベアと定期昇給分などを合わせると実質およそ6%の賃上げになるという。

総合職(大卒)の初任給については、三井住友銀行が2023年4月から5万円、みずほ銀行が2024年4月から5万5000円、それぞれ引き上げることを決めている。

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