玄関のドアスコープ越しに、家の中の女性をスマートフォンで盗撮した疑いで、40歳の男が逮捕された。ドアスコープを取り外して、その穴から室内を撮影していたという。
茨城県迷惑防止条例違反(卑わいな行為の禁止)の疑いで逮捕されたのは、阿見町の飲食店従業員・塚田隆裕容疑者(40)。

茨城県警牛久署によると、塚田容疑者は、去年11月23日から12月4日までの間に、近所の家の玄関のドアスコープ越しに、室内にいる住人の女子大生(20代)をスマホで盗撮した疑いが持たれている。
今月13日、女子大生から、「玄関ドアを開けられた。風呂場をのぞかれた」などと牛久署に相談が寄せられたという。女子大生の要請があり、警察官が、現場付近を警戒していたところ、翌日の昼ごろ、塚田容疑者が、不審な行動をしていたという。
当時、塚田容疑者は、女子大生宅の玄関ドアの郵便受けを、開けたり閉めたりしていたとのこと。このため、警察官が職務質問をして、住居侵入の現行犯で逮捕。その後、塚田容疑者のスマホを調べたところ、女性を盗撮した動画が7本見つかったという。

調べによると、塚田容疑者は、玄関のドアスコープの外枠とレンズを外して、その穴から室内をスマホで盗撮していたとされる。工具を使って外したのか、素手で外したのかは分かっていない。女子大生は、ドアスコープを外されて、盗撮されていたことには気づいていなかった。
2人に面識はなかったという。牛久署の調べに対して、塚田容疑者は、盗撮容疑について「間違いない」と容疑を認めている。来訪者を室内から確認するドアスコープは、防犯対策として広く普及しているが、そのドアスコープを外す手口の盗撮事件は、各地で発生しているとされる。
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