データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。


ハードウェアとソフトウェアを駆使し、省人化・無人化を推進するニューイノベーションズが、2023年3月に開催される「RoboCupJunior Japan Open 2023 Nagoya」のプラチナスポンサーになりました。その背景と、中尾のルーツでもあるロボカップの出身者が活躍するニューイノベーションズの開発組織について聞きました。


【プロフィール】

株式会社New Innovations 代表取締役CEO兼CTO 中尾渓人

1999年、和歌山県生まれ。14歳で『RoboCup Junior』世界大会にて入賞。15歳から開始したシステム開発事業で取引先が300を超えたことをきっかけに、高校在学中の2018年に株式会社New Innovationsを設立。「あらゆる業界を無人化する」をビジョンに様々な領域でDXを推進。AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の他、OMO(オンラインとオフラインの融合)領域のコンサルティング・技術実証・開発をワンストップで支援している。

自走する組織に成長した一年


──ニューイノベーションズを創業から5年が経ちました。現在のニューイノベーションズの開発体制はどのような状況なのでしょうか。


中尾:一年前ぐらいまでは、ほぼ全ての開発が僕起点で進んでいました。最近はようやくチームを任せられる人ができて、各々が自走していく組織になりました。


プロダクト開発部の中に、メカグループ・プロジェクトグループ・電気組込制御グループ・ソフトウェアグループの4つがあり、それぞれのグループに複数のチームがあります。全体では60名くらいの組織になりましたね。

希薄化した自分の存在価値


──組織が拡大してどのような変化が起きましたか?


中尾:僕抜きで組織としての意思決定がなされる場面が増えました。この変化はすごく嬉しかったですね。


「中尾さんはミーティングに出ないでください。自分たちで正しい意思決定をするので安心してほしいです」と立て続けに言われて。人によってはショックを受けそうな言葉ですが、僕は本当に嬉しかったんです。それで実際にうまくいっていますし、確かに僕がいたとしても同じ結論に行き着いただろうなと想像できる議事録もあったので、チームの成長に感動しました。


出席するミーティングが減った分、僕はコアな仕事に時間を割けます。そのようにさせてくれたのは、マネージャーやチームリーダーたちのおかげです。単純にマネジメント層ができたということでしかないのですが、組織として本来当たり前のことがきちんと機能すると、こんなに嬉しいのかと感じましたね。


──組織が一段レベルアップしたんですね。


中尾:その通りです。個人としても組織としても、より機能する状態に引き上がりました。今はこの成長した組織に対して、さらにメンバーを補強していくことが大切だと思い、採用に注力しています。


集まったロボカッパーたち


──今はどんな人材が多いのでしょうか?


中尾:僕を含む13名はずっとロボコンをやってきた人たちです。特に、ここ2〜3ヶ月で入った人たちは名前がみんなに知られてるようなロボカップの“ガチ勢”です。少なく見積もっても全社員の5人に1人はロボカップ経験者になります。


ロボカップ出身者の特徴は何点かあるのですが、まず前提条件として「全部できる」人材です。ハードウェアやメカ、電気回路や基板の設計・開発はもちろん、自分で加工して組み立てられるので手先も器用だし、ソフトウェアのコードも自分で書きます。本当の意味でのフルスタックのエンジニアです。


そのうえで、優秀なロボカッパーには組織運営の能力があります。もしくは、痛い失敗を実体験として持っています。人が何人か集まると必ず問題が起きますよね。ロボカップはチーム戦なので、勝ち上がってきたロボカッパーたちはどこかで壁にぶつかってきているはずなんです。


──チームプレイがうまくいくための要素が自然に理解できているんですね。


中尾:これはとても大きいポイントです。下手なプライドに固執することなく、チームで勝つために真っ直ぐ進んでいく組織になります。


他にも、ロボカップでは審判とのパワーバランスも大事です。例えば審判がルールの運用を間違えたとき、その場で是正できないといけません。試合の結果にサインしてしまったら同意したと見なされるからです。それは仕事で契約書に同意するときと同じですよね。こういう一般的な考え方のフレームワークを全部身につけていけるのが、ロボカップの良いところだと思っていて、それゆえに彼らは即戦力になるんです。


環境で潰されてしまう芽をなくしたい


──その「ロボカップ」を今回スポンサードすることにした背景を教えてください。


中尾:先ほどもお話したように、僕や一緒に働くメンバーたちにとって、ロボカップは「原点」ともいえる大切な存在だからです。


ただ、ロボカップで勝っていくためにはそれなりにお金がかかります。数百万円かかるようなレベルではないですが、数千円で出られる大会ではありません。そうなると家庭の状況や学校の部費がどれぐらいあるかといった、本人の努力ではどうにもならない部分が出てきてしまいます。


資金を集めてくるのも能力のうちという側面もありますし、全部をサポートすることはおこがましいです。なので、工具や道具を提供することで何かきっかけを作ることができたらと思いました。


どうしようもない外部環境によって、将来出る芽が潰されてる状態をちょっとでもなくしていけたら嬉しいです。


やった後悔とやらなかった後悔


──今後も優秀なロボカッパーが仲間に増えていくといいですよね。


中尾:そうですね。なぜニューイノベーションズに入社するロボカッパーが最近増えているかというと、僕がTwitterでDMを送りまくったのがきっかけなんですが、それまでは意図的にこのコミュニティからの採用を避けていました。


──なぜ避けていたのですか?


中尾:2つの理由があります。ひとつは、会社組織にロボカップコミュニティも繋げると、僕が今まで関わってきた界隈全てになってしまうからです。多くのものを抱えると重くなってしまって方向転換もしにくくなるし、倒れるときの衝撃は大きくなってしまいます。何かあったときに困る人の数が増えてしまうんじゃないかと考えていました。


もうひとつは、会社組織の成熟度の問題からでした。ロボカッパーは本当にパワフルで、とんでもなくスペックの高い人たちです。例えば1日12時間、週7日働くみたいなことを普通にやってのけてしまうんです。そういう尖った人を会社の早い段階で入れてしまうのはもしかしたら水と油みたいなことになりかねないんじゃないかと危惧していました。


──結果的に考えが変わったのはどうしてでしょうか?


中尾:しょうもないリスクヘッジをしている場合ではなく、やれることをやりきっていこうと思ったこと。それと、会社の組織が成長したのでハイパフォーマンスな異物がポジティブな化学反応を起こすと思えたからです。


エンジニアやインターンの採用に苦戦してる会社が多いなかで、ニューイノベーションズには世界大会で優勝したりチーム運営を経験したりしてきた人材がたくさんいる状況だったんですよね。この状況で会社や事業がうまくいかなくなるとしたら、もう事業自体の方向性がだめとしかいいようがないんじゃないかと。


あとは、仲間になってくれた人たちにメリットを提供できるようになったことも大きいです。これまでは僕自身とのつながりで入社を決めてくれる人が多かったですが、自身の市場価値や得られる経験といった社会的なメリットもあると訴求できるようになりました。


──ちょうどいいタイミングで大きな気付きがあったんですね。


中尾:いえ、もっと早く声をかけておけば良かったと後悔しています。そしたら事業がもっと早く立ち上がって、組織がぶつかる壁も違っただろうなと思いました。


僕はやらない後悔よりもやって後悔を選ぶので、やらなかったことの後悔はほぼありません。でも、ロボカッパーへの声かけだけは、もっと早くやっておけば良かったと後悔しましたね。


何者かになりたい人が会社の成長曲線を変えていく


──今後どんな人と一緒に働いていきたいと考えていますか?


中尾:平平凡凡と生きてない人がやっぱり相性いいなと思っています。自分は何者かになりたい、一発逆転したい、何か変えていきたいなど、何かしらの向上心・反骨心・社会に対する意志を持っている人を歓迎したいです。


あと僕らは組織で仕事をしているので、個人の能力とパフォーマンスのみがとにかく大事というタイプの人には合わないと思います。だからこそロボカッパーと相性がいいと思っているんですよ。ロボカップで勝とうと思ったら必ず組織課題に直面するので、そこで勝てているということは若いときから既に何かしらの解決策を得ている人たちなんです。


こういう人たちが会社の成長曲線を変えてきました。非連続な成長曲線を描くようになって、フェーズが突然変わったような感覚です。それはもちろんビジネスが立ち上がってきているからですし、その背景にはビジネスチームがいて、クライアントがいて、ユーザーがいるからなのですが、この成長をさらに加速させていくためにもぜひチームに入ってほしいと思っています。


▼ロボット作りを応援!プレゼントキャンペーン実施中(2023年4月30日まで)

https://gift.newinov.com/

×


【採用情報】

New Innovationsは、OMO領域における事業開発及び開発メンバーを積極採用しています。学生がロボットを学べるインターン制度もあります。ご応募お待ちしております。

https://hrmos.co/pages/newinov/jobs


【New Innovationsについて】

「あらゆる業界を無人化する」を事業ビジョンに、多くの人々がより人間らしい生活をおくる未来の実現を目指して事業を展開しています。現在は、AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の他、OMO(オンラインとオフラインの融合)領域のコンサルティングから開発・事業展開までワンストップで支援。AIやIoTなどのテクノロジーを駆使し、自動化を軸にしたハードウェア製造とソフトウェア構築でOMOを実現するとともに、様々な領域でDXを推進します。


【会社概要】

あらゆる業界を無人化する。

会社名 :株式会社New Innovations

代表取締役:中尾 渓人

資本金 :28億400万円(準備金含む)

設立 :2018年1月

事業内容 :AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の提供、OMO事業(コンサルティング、ハードウェア製造、ソフトウェア構築)

本店 :東京都江東区福住2-5-4 IXINAL門前仲町4F

URL :https://newinov.com/







行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ
PR TIMES
PR TIMES