経営破綻したアメリカの「シリコンバレー銀行」を傘下に置いていた親会社が連邦破産法の適用を申請しました。
シリコンバレー銀行の親会社だった「SVBファイナンシャル・グループ」は17日、日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条の適用をニューヨークの裁判所に申請しました。
シリコンバレー銀行は今月10日に経営破綻し、すでにFDIC=連邦預金保険公社の管轄下にあるため、対象には含まれていません。
また、傘下にある投資会社や証券会社も今回の申請の対象から外されています。
アメリカでは今回の経営破綻をきっかけに金融システムへの不安が広がっていて、16日も経営難のファースト・リパブリック銀行に対し、大手金融機関11社が総額300億ドル(=日本円でおよそ4兆円)を支援すると発表し、不安の解消を図っています。