15日午前10時過ぎ、香川・三豊市の、片側一車線の山道を走っていた車のドライブレコーダーが、驚がくの瞬間を捉えていました。

撮影者の車が順調に山道を走っていると、坂道を下ってきた対向車線の白い車が、ふらつきながらセンターラインを大きく越え、 “逆走”のような形で走ってきました。

白い車は、撮影者の車の目の前で大きく曲がり、そのままガードレールに激突。


映像をよく見ると、白い車は撮影者の車の前に飛び出してくるより少し前に、なんらかの原因でコントロールを失ったのか、一度反対車線のガードレールに接触。その反動で飛ばされながら、二車線をまたがる形で蛇行していたことが分かります。

撮影者:
最初にガードレールに当たった音で、早めに気づけたっていうのと、後続車が来ていなかったので、止まっても大丈夫だったので、運が良かったかなと。
あと何秒かずれてたら、(自分に)当たってたんだろうなと思って。怖かったですね。

センターラインをまたぎふらふら…なぜ
少しでもブレーキが遅れていたら、大事故につながりかねない危険な運転。
なぜ事故は起きたのか?交通事故鑑定人の中島博史氏は…。

交通事故鑑定人 中島博史 氏:
下り坂でスピードが出がちなんですけれども、このカーブが結構狭いカーブで、半径30mぐらいの急なカーブなので、そこにスピードオーバーで突入してしまったために、制御を失ったということだと思います。

白い車が走ってきた道路を見ると、確かに先が見えないカーブになっています。

さらに、スピードの出し過ぎや、急カーブ以外に、別の要素が絡んでいた可能性もあるといいます。

交通事故鑑定人 中島博史 氏:
タイヤがかなり、溝が減っているような状態にも見えます。そういう状態になっていると、より滑りやすくなってしまうので、もっと低いスピードでもスリップし始めてしまうということがあると思います。
警察によると、今回の事故でけが人はいないということです。
(めざまし8「NewsTag」より 3月17日放送)