無人古着店で値札付け替え…
無人販売の古着店で服を選んでいる若い男女3人。聞こえてきた会話は…
「これ1000円で買おうかな」
「アハハ…」
「絶対ばれん」

「絶対ばれない」と笑いながら話す若者たち。一体何が「ばれない」というのだろうか?

問題の映像が撮影されたのは3月15日、滋賀県彦根市にある古着の無人販売所「#古着de行こか。」。

午前1時過ぎ、若い男女3人が古着店に入ってくる。
それぞれ服を手に取り品定めをする様子。
「これいいやろ?」
「それ買う?それかっこいいやん」

赤っぽい上着を羽織った男が手にしたのは青色のチェック柄のシャツ。

「これは1000円で無理かな?できるくない?」
「アハハ」

「できるできる。絶対できるよ、それ」
「1000円やったらみんな欲しいやん」

1000円でと話すシャツの実際の値段は3000円。

よほど気に入ったのか試着する様子も…。
3000円のシャツを1000円で買う手口
ここで男はある行動に出る。向かったのは別の服がある場所。服からハンガーだけを抜き取り、そのまま先ほどのシャツのもとへ。

持ってきたハンガーに欲しいシャツをかけて仲間に見せる。

「1000円になった」
「アハハ」
「普通にいけたじゃん」

1000円の値札がついたハンガーを、自分が気に入った3000円の服とすり替えたのだ。

「これ1000円で買おうかな」
「アハハ」

「絶対ばれん」
「やりたい放題できるわ」

支払いは客自身が入力する電子決済。
3人は1時間ほど滞在し、店から立ち去った。

今回の事件に店の人は…
客の購入後に来る通知画面を店の人に見せてもらうと…
被害にあった店 小堀正弥さん:
これが、その実際に、その日その時間帯に決済された履歴になります

被害にあった店 小堀正弥さん:
3000円で決済されてないといけない状態やったんですけれども、まあ1000円で決済されて

オープンして間もない店で起きた被害。
被害にあった店 小堀正弥さん:
ここの店オープンしたのが、まだ3週間なので、まあちょっと悲しい気持ちには、やっぱりなっています

被害にあった店は警察に相談し、被害届を提出する予定だという。
(イット! 3月16日放送より)