ドライブレコーダーが捉えたのは、2台のトラックによる極めて危険な連続逆走だった。
「なんだこれは」“逆走”トラックの後ろにもう1台…
撮影者:
トラックが1台だと思ったが通り過ぎたら2台目がぴったり付いていたので、やばいぶつかったと思った

3月10日午後2時ごろ、仕事帰りの男性ドライバーが静岡県内の道路を走っていた時のことだった。

カーブを抜けた先で逆走するトラックが目の前に迫ってきたのだ。

運転手:
危ないな…なんだこれは

トラックのすぐ後ろには、もう1台のトラック。前を走っていた車を追い越そうと2台連続で逆走していた。

2台のトラックには、同じ運送会社の名前が書かれていた。
あわや正面衝突…「もうパニックでした」
間一髪のところで正面衝突を免れた男性ドライバーは、逆走トラックに遭遇した瞬間の恐怖を語った。

撮影者:
この辺りで(トラックが)見え始めて、来た来たどうするんだ…ぶつかると思った。もうパニックでした

トラックの連続逆走があったのは、カーブが多い富士山の裾野を走る県道。

男性ドライバーによると、2台のトラックは制限速度40キロを守って走っていた車3台を追い越すため、60キロほどのスピードで逆走していたと話す。

2台のトラックは対向車線をはみ出し、少なくとも400メートル以上は逆走していたという。

男性ドライバーは、ギリギリのところでたまたま目の前に現れた合流スペースへとハンドルを切り、衝突をなんとか回避することができた。

撮影者:
数メートル(場所が)違っていたらぶつかっていた。トラックの運転手の顔が見えた。笑って手を上げていたことにも驚いた

番組がトラックの運送会社に問い合わせたところ、危険な逆走があったことを認めた。

その上で「弊社のドライバーが危険な運転をしたことは誠に遺憾であり、男性ドライバーらに心よりお詫びを申し上げます」と回答した。
(「イット!」3月16日放送より)