国民生活センターは15日、「糖質カット」をうたった炊飯器6銘柄の調査結果を公表した。

糖質カットの炊飯器で炊いたご飯は、水分を多めに加えて炊く分、通常と比べて同じ重さあたりの糖質量は減ったが、総量に大きな差はみられなかった。

また「糖質最大54%カット」などとうたった5銘柄のうち4銘柄で、広告などに表示された最大のカット率に大きく及ばなかった。

国民生活センターは、景品表示法上問題になるおそれがあるとして、消費者庁に対し、事業者への指導を要望した。

消費者には、いずれの銘柄も大きな糖質低減効果が認められなかったため、使用の際は、食べるご飯の量に注意するよう呼びかけた。