3月12日、札幌市南区の山林に出没したクマ。市が設置したセンサーカメラが2度、その姿を撮影していました。
山の斜面から遠くの様子をうかがっているように見える1頭のクマ。
さらに同じ場所で、地面に顔をうずめる様子も。
3月12日午前7時ごろ、札幌市南区白川の山林にクマが出没し、警察をはじめ、市と猟友会も出動しました。
午前11時ごろ、ハンターが"花火"でクマを追い払った後、斜面を調べると、エサとみられるシカの死骸が埋められていたため、市が回収した上で、動きを監視するためセンサーカメラを設置しました。
すると午後4時過ぎに再び斜面に現れたクマを警察官が目撃し、センサーカメラもその様子を捉えました。
クマは10分ほどで山に帰っていきましたが、約2時間後の午後6時過ぎに、センサーカメラが同じ場所に出没したクマを撮影しました。
札幌市によりますと、クマは体長1メートルほどで、シカの臭いを頼りにエサを求めて何度も現れた可能性があり、市は引き続き監視と警戒を続ける方針です。