カメラマンのわずか数十メートル先の斜面で動いていたのは、クマ。

12日、北海道・札幌市の市街地近くで、2023年初めてクマが目撃された。

ゆっくりと斜面をのぼるその姿を、駆けつけた警察や市の職員たちが警戒。

クマは雪が残る斜面をゆっくりと歩きながら、こちらを見ている。

互いに様子をうかがう膠着(こうちゃく)状態の中、猟友会のハンターが銃を取り出した。

およそ20分後、銃声のような大きな音が。
クマはどうなったのだろうか。

市の担当者は「ごう音玉というのですが、追い払い用の花火のようなもので、一応音を出して追い払うということを行いました」

クマがいた場所には、シカの死骸があり、市が撤去した。

近隣住民「もう冬眠明けなんでしょう。だから出てもおかしくないですよね」

夕方にも同じようなクマが目撃されたが、まもなく山に立ち去ったという。

記事 1072 北海道文化放送

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