岸田首相は13日の参院予算委員会で、子どもが小学校に通い始めた時に、仕事と子育ての両立が難しくなる「小1の壁」について、「喫緊の課題だ」と述べた。

「小1の壁」とは、子どもが小学校に通い始めた際に起きる問題のこと。保育園の時よりも預けられる時間が短くなるため、共働きの家族だと、仕事と子育ての両立が難しくなる。

13日の参院予算委員会で岸田首相は「子育てと仕事の両立を図る上で、『小1の壁』を打破することは喫緊の課題だと認識している」と述べた。立憲民主党の森屋議員への答弁。

さらに岸田首相は「現在、放課後児童クラブの受け皿の拡大を図っていて、着実に受け皿整備は進んでいる」と強調した。

一方、森屋議員は、業種によっては不十分だと指摘したのに対し、岸田首相は「業種ごとの課題を踏まえながらのきめ細かい配慮も重要で、子育て支援のありようについて検討していきたい」と述べた。

政治部
政治部

日本の将来を占う政治の動向。内政問題、外交問題などを幅広く、かつ分かりやすく伝えることをモットーとしております。
総理大臣、官房長官の動向をフォローする官邸クラブ。平河クラブは自民党、公明党を、野党クラブは、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会など野党勢を取材。内閣府担当は、少子化問題から、宇宙、化学問題まで、多岐に渡る分野を、細かくフォローする。外務省クラブは、日々刻々と変化する、外交問題を取材、人事院も取材対象となっている。政界から財界、官界まで、政治部の取材分野は広いと言えます。