3つの入試差別が判明

東京医科大学が第三者委員会による調査内容を公表
この記事の画像(4枚)

女子差別に浪人生差別。
それが医学部の当り前ならば、大学側は、正々堂々、「うちは差別してます』と名乗り出るべきだ。

一連の医学部入試の不正で、文部科学省は、全国81の大学を対象に行っていた緊急調査の中間報告を公表した。その内容は、不適切な4つの事例が明らかになったというものだが、分かりやすく言えば、3つの『入試差別』が明らかになったと言える。

『女子差別』
『浪人生差別』
『OBの子ども優遇』の3つだ。

私立大学は不公平が許されるのか?

FNNの取材に対し「なんで謝罪なんかするのよ?」と答えた東京医大前理事長 臼井正彦氏

入試差別が疑われているのは、私立大学ばかり。
国公立ではなく、私立ならば、何をやってもいいのか?
大学OBのこども優遇って、民間企業のコネ入社と同じだろうか?
若者が、同じスタートラインに立てる学びの場なのに、納得できないことばかり。

差別するなら募集要項に明記せよ

ただ、1つ言わせてもらいたいのは、大学の信念・方針として差別するのであれば、募集要項に『女性や浪人生は採点などの際、不利に扱われることがあります』とハッキリ書くべきだ。

そうじゃないと大学を選ぶ側の受験生にとってフェアじゃない。
そう明記しない大学は、受験料の詐取だ。

詐欺だ。

最後にもう一度。
女子差別に浪人生差別。
それが医学部の当り前ならば、大学側も、正々堂々、『うちは差別してます』と名乗り出るべきだ。
2年浪人して大学に入った私は、そう考える。

(執筆:フジテレビ 解説委員 平松秀敏)

平松秀敏
平松秀敏


1970年熊本県出身。県立済々黌高校、明治大学卒。 95年フジテレビ入社。報道カメラマン、司法・警視庁キャップ、社会部デスクを経て、現在、解説委員。 サザンオールスターズと福岡ソフトバンクホークスをこよなく愛する。娘2人の父

事件・裁判
記事 84