昨年度、富山県内の福祉・介護サービスの施設従事者による高齢者への虐待の件数は4件に上っています。
県によりますと、昨年度の養介護施設従事者による高齢者への虐待の相談・通報件数は14件で、このうち市町村が虐待と認めたものは4件となりました。
虐待の種別では、叩くといった「身体的虐待」が最も多く、次いでナースコールを無視するなどの「介護放棄」、言葉による暴力などの「心理的虐待」の順となっています。
県は、人材不足による過重労働や長引くコロナ禍によるストレスの増大などが背景にあるとして、人材確保の強化や権利擁護に関する研修を行い、虐待防止につなげたいとしています。